いま現在不妊治療を頑張っている方々に諦めてほしくない
私が卵子提供のドナーを希望したきっかけは、自分自身が不妊治療の果てに生まれてきたので、いま現在不妊治療を頑張っている方々に諦めてほしくないと思ったからでした。
登録から約3ヶ月後、実際にご連絡があったときはとても驚きました。
両親ともよく相談し、ドナーとして卵子提供をすることに決めました。
私はタイへの渡航どころか一人旅が人生初だったので、タイでの生活はとても新鮮で、そして楽しかったです。
空港に到着してからが不安だったのですが、現地の日本人スタッフが大きくフルネームで自分の名前を掲げてくれているので迷わずに済みました。
ホテルは一人では広すぎるほど素敵なお部屋で、wifiも飛んでいたので少し体調が悪い日に部屋にこもっていても退屈しませんでした。
外出先でもネットが使えると便利だと思ったので、日本で海外向けの小型wifiをレンタルして持って行きましたが、これがかなり重宝しました。
おもしろいものを見つけた時にすぐ写真をとってTwitterで日本の友達に伝えることができますし、LINEなどで両親や友達と連絡がとれるのでホームシックにならずに済みました。
病院に通院する日以外は本当に自由行動なので、ひとりでぶらぶらまったり観光することができます。
タイの物価はとても安いので、洋服を買ったり、喫茶店で高めのコーヒーを飲んでも日本円に換算すると大体500円以下の場合がほとんどです。かなり贅沢することができます^^。
タイの病院の清潔さが気になっていたのですが、日本の病院よりずっと綺麗でした!
もともと私は注射があまり得意ではないので、自己注射や通院するごとの採血が怖かったのですが、自己注射の針はとっても細いので慣れてしまえば全然平気でした。
看護婦さんたちもみなさん注射が上手だったので痛くありませんでした。
採卵自体は、麻酔が入ってからいつ目を閉じたかも覚えていないくらいすぐ意識がなくなって、気づいたらもう終わっていました。
私にとってタイでの卵子提供は、生きるということの大切さを教えてくれた貴重な経験だと思っています。
依頼主の方が無事に健康な赤ちゃんを授かれるよう願っています。