妊娠とコロナ感染

こんにちは、12月になり今年も終わりが近づいております。
新型コロナウイルスの流行から丸3年が経とうとしております。

その中で、妊娠や胎児に対する影響も明らかになってきており、山王病院の堤治先生によると新型コロナと妊娠について下記のようにまとめてくださっています。

・妊娠中に感染すると重症化しやすい
・妊娠後期の感染で早産のリスクが高くなる
・先天的の奇形などを起こすことはない
・ワクチン接種は有効で重症化を防ぐ効果がある

https://www.fnn.jp/articles/-/413705 FNNプライムオンライン 妊娠中に感染したら?コロナ禍でも続く「時間との闘い」不妊治療は今…冬にはインフルエンザも流行か 専門医「ワクチン接種で備えを」

新型コロナウイルスに限らず、妊娠中の感染症の感染は危険です。

妊娠すると、免疫力が低下します。
プレママの免疫細胞が赤ちゃんを“異物”とみなして攻撃しないようにするための体の仕組みです。そのため、妊娠中は、菌やウイルスに対する抵抗力が弱くなっています。
妊娠していると、普段なら症状が出ないような弱い感染症でも合併症を起こして重症化する可能性があります。症状の中で特に危険なのが咳。あまり激しく咳をすると、お腹の張りを起こしたり、破水してしまったりすることもあります。
流産、早産、母子感染のリスクも高まってきますので、事前に予防することがとても大切です。

感染症にかからないように、万一かかったとしても早めに回復するためには、下がっている免疫力を、それ以上、下げないことです。
手洗い・うがいを徹底する、人混みを避ける、乾燥に注意する、睡眠を十分にとるといった基本的なことのほか、体を冷やさないように心がけましょう。
体温が低くなり血流が滞ると、免疫細胞の働きが悪くなってしまいます。

https://life.ja-group.jp/food/premama/note18 JAグループ 妊娠中は感染症にかかりやすいって本当?

他の対策として、コロナウイルスやインフルエンザのワクチン接種は妊娠中の方にも推奨されております。
妊婦に対するワクチン接種の目的は、妊婦が感染すると、非妊婦に比べて重症化しやすい感染症や、妊婦が感染することにより胎児に悪影響が生じうる感染症、また、乳児が感染すると重症化しやすい感染症を予防することです。
※妊婦への生ワクチンの接種は禁忌の為、上記以外のワクチン接種につきましては、医師と相談し不活化ワクチンであることを確認した上で接種してください。

妊娠中にコロナ感染やその他感染症にかからないために様々な予防策があるため、1つ1つできることから行っていくことが大事であると思います。
お母さんとお腹の赤ちゃんのどちらも健康でいられるように、妊娠前からも知識として持っていると良いかもしれません。
冬は気温が低くなります。また、気温が低く湿度が低い場所ではウイルスの拡散を促すといわれています。
お部屋をしっかり暖めつつ換気と湿度管理に気を付けて感染症予防をしていきましょう。