不妊治療のステップ
こんにちは。8月も終わり少し涼しさが出てきました今日この頃。
本日は、このブログをよく読んでくださっている方にはもう知っているお話かもしれませんが、不妊治療の流れについて書きます。
①タイミング法
一般的に最初に用いられる治療方法になります。
粘液(おりもの)の状態や卵胞の大きさ、血中値などから排卵日を正確に把握し、その日に夫婦生活を営んでもらう事で自然妊娠を目指す方法です。
また、排卵がない場合や、排卵の状態がよくない場合には、卵胞の発育と排卵をうながすよう、排卵誘発剤を併用する方法もあります。②人工授精(AIH)
人工授精は、人の手を介して男性の精液を女性の子宮内に注入する方法となります。
人工授精は名前からも人為的に妊娠させる印象がありますが、実際は、人の手を介して手助けを行う方法の中で、最も自然な方法なのです。人工授精は、次のような方が対象になります。
・ヒューナー(フーナー)テストが良くない場合
・夫婦生活を排卵日に行ってもなかなか妊娠しない場合
・精子に不妊の原因があると考えられる場合など③体外受精(IVF)
体外受精とは、文字どおり体の外で精子と卵子を受精させ、受精卵を子宮内に戻す方法です。
体外受精は、以前は高度な不妊治療でしたが、最近では一般的な治療方法の一つになってきています。体外受精の一種が顕微授精です。体外受精は、次のような方が対象になります。
・一定期間人工授精を行ったが妊娠しない場合
・精子に不妊症の原因があると考えられる場合
・不妊症の原因が卵管の閉塞が原因の場合など④顕微授精(ICSI)
顕微授精とは、体外受精と同じように体外で受精させ、受精卵を子宮内に戻す方法ですが、受精の方法に違いがあります。
体外受精では、あくまでも精子の力に頼って受精をさせますが、顕微授精はガラス管等を使って精子を卵子に注入させ受精させます。
体外受精よりもより人工的に人の手を介した方法となります。顕微授精は、次のような方が対象になります。
・体外受精でも授精しない・しにくい場合
https://ivf-asada.jp/hunin/huninkiso04.html 浅田レディースクリニック
・精子の運動性不良・奇形精子の割合が高い場合
・受精障害をひきおこすと考えられる抗精子抗体が存在する場合など
タイミング療法から人工授精へのステップアップは6か月ほど、人工授精から体外受精へのステップアップは4回ほどと言われています。
卵子提供では、顕微授精(ご希望により体外受精)で受精します。
卵子提供プログラム・代理出産プログラム・着床前診断プログラム・受精卵養子縁組プログラム(使用予定のない受精卵を譲り受けるプログラム)についてのお問合せは、メディブリッジまでお気軽にお問い合わせください。