不妊治療の保険適用
こんにちは。今年の4月より、不妊治療の保険適用が始まり日本も不妊治療に関して大きく目を向けるようになってきたのではないかと思います。
本日は、不妊治療の保険適用について書いていこうと思います。
年齢制限や回数の要件(体外受精)は助成金制度時と同じです。
保険適用となった治療はまず一般不妊治療として、タイミング法・人工授精。
生殖補助医療として採卵及び採精⇒体外受精及び顕微授精⇒胚培養⇒胚凍結⇒胚移植のこの流れが適用となります。
不妊治療の保険適用になっている治療は科学的根拠などに基づき(A)強く推奨(B)推奨(C)実施を考慮 と分けられた治療のうち(A)強く推奨・(B)推奨とされた治療となります。
(C)実施を考慮 とされた治療は保険適用外で自由診療となります。
自由診療を使うと全額自己負担になってしまうというデメリットもあります。
ですが、(C)実施を考慮 とされた治療でもオプション治療とされる先進医療を保険診療と併用する場合は保険診療については自己負担が3割と先進医療にかかわる金額は全額自己負担となっております。
それでは、オプション治療とされている先進医療とはどんなものがあるのでしょうか。
先進医療A
◇子宮内膜刺激法(いわゆる、SEET法)
◇タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
◇子宮内膜擦過術(いわゆる、内膜スクラッチ法)
◇ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(いわゆる、PICSI法)
◇子宮内膜受容能検査(いわゆる、ERA)法
◇子宮内細菌叢検査(いわゆる、EMMA/ALICE法)
◇強拡大顕微鏡による形態良好精子の選別法(いわゆる、IMSI法)
◇二段階胚移植法審議中、あるいは審議予定
◇子宮内フローラ検査先進医療B
現時点でなし審議中、あるいは審議予定
厚生労働省 不妊治療における先進医療の状況(令和4年5月1日現在)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/funin_senshin.html
◇着床前胚異数性検査(大阪大学医学部附属病院)
◇着床前胚異数性検査(徳島大学病院)
◇不妊症患者に対するタクロリムス投与療法
PGT-Aが保険適用と併用して受けられる日が近くなっていますね。
保険適用で幅広く、個々に合った治療が受けられるといいですね。
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