タイムラプスモニタリングシステム
みなさんこんにちは。本日の東京は晴れですが、そこまで暑さは感じない1日でした。
本日は受精卵の成長過程についてお話します。
授精した卵子は卵割を繰り返しながら成長します。卵子は精子と授精して10~20時間後に受精卵の中央に前核と呼ばれる核が2つ見えてきます。
受精2日目には受精卵が4つのかつ急に分割します。そして、3日目には受精卵は8つに分割します。
その後、4日目で20~40分割して割球が見えなくなります。この状態の胚は桑実胚と呼ばれています。
そして5日目で胚の中の細胞のそれぞれが独自の機能を持ち始め、胚の中央部分には胞胚腔と呼ばれる空洞が見られるようになります。ことの時の細胞数は数十個から100個くらいまで増えています。この状態の胚は胚盤胞と呼ばれています。
6日目で胚盤胞は透明帯と呼ばれる殻から抜け出します。これをハッチングと呼んでいますが、この状態の胚はハッチング胚盤胞です。
上記は通常の胚の成長過程です。つまり、胚は1細胞、2細胞、4細胞、8細胞と規則正しく分割が進みます。
しかし、1細胞、3細胞、5細胞、8細胞といったように不規則な分割が進む場合があります。
このため、たとえば8細胞の時点の胚だけしか見ないとなってくると、規則正しく分割した胚か否か違いが分かりません。
こういった事のために、違いを分かるようにしたシステムがあるのですが、このシステムはタイムラプスモニタリングシステムと呼ばれています。
このシステムでは、静止画を一定間隔で撮影し、それを繋ぎ合わせ動画を作り成長過程を追跡します。すると、規則的に分割した胚かまで知り得るわけですね。
弊社メディブリッジの卵子提供プログラムはマレーシアでも行っていますが、マレーシアではタイムラプスモニタリングシステムが導入されています。
弊社プログラムをご検討の方は是非お問い合わせください。
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