着床前診断について
すっかり春が到来し、気持ちのいい気候が続きますね。
午後は眠気を我慢するのが、少し辛い季節ですね。
着床前診断の大きなメリットの1つは、染色体の数的異常に起因する流産による母体への負担を避け得ることがあげられます。
受精卵の段階で染色体の数的異常を検出できるので、異常がある受精卵を避けて、胚移植を行うことが可能になります。
そのため、着床率は格段に上昇し、流産率は目覚ましく低下します。
異常胚とわからず複数回の胚を移植をし、流産を繰り返すことは母体への身体的負担に加え、精神的な負担がとても大きいのです。
また、着床前診断は、出生前診断とは異なり、受精卵の時点で行われるスクリーニング検査ですので、出生前診断のように検査そのものによる母体への身体的負担や、異常が発見された際に堕胎を考慮するかどうかなどの心的負担はありません。
しかし、残念ながら、現在日本国内ではこの検査を行うことは大変難しく、一般には行うことは出来ません。
少しずつ日本でも着床前診断が知られ、その認識が少しずつ世界の考え方に近づいてくることを願う方も多いことと存じます。
弊社の卵子提供プログラムでは、9割の方が着床前診断を希望されています。
着床前診断にはいくつか検査方法がありますが、弊社提携クリニックでは全染色体を調べる方法で着床前診断を行っています。
染色体は全部で22対、それにプラスして性染色体(男女)が存在します。
モノソミー、トリソミーという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、染色体が1本しかない状態をモノソミー、反対に1本多く3本ある場合をトリソミーと呼びます。
着床前診断を行うことで、染色体の何番に異常(モノソミー、もしくはトリソミー)があるか、男の子の胚か、女の子の胚かということを確認することが出来ます。
弊社メディブリッジでは、着床前診断と合わせた卵子提供プログラムのご案内や、着床前診断プログラムのみのプログラムもございます。
ご興味のある方は是非お問合せ下さい。