不妊治療とカウフマン療法
こんにちは。
昨日は東京でも雪が降りました。
さて、今日は不妊治療とカウフマン療法についてお話させて頂きます。
早くして月経が止まってしまったり、月経が著しく不順だったりすると、内膜が薄くなってしまったり、動きのない環境に子宮が縮小してしまうことがあります。
受精卵が無事に着床して妊娠するには、ある程度の子宮内膜の厚みが必要です。
ところが、月経不順や無月経の方の子宮内膜は、薄いことが多く、あまり薄いと、受精卵の着床が難しくなります。
そこでよく不妊治療の1つとして用いられるのが、「カウフマン療法」です。
カウフマン療法とは、内服薬等によりホルモン補充を行うことで、規則的な月経周期を起こすことができます。
通常、1月経サイクルに2種類のホルモン剤を処方に従って服用することで、内服終了後に数日で消退出血が起きます。
このような投薬により、通常通りの月経と同じような反応を子宮に起こさせることで、子宮内膜の厚みに変化を起こし、また子宮の縮小化も防ぐ効果が期待できます。
ただ、このカウフマン療法には排卵誘発作用はありません。
著しい月経不順や無月経の状態を長く続けると、子宮の状態は不良になり、元の状態に戻すまで時間が掛かってしまうケースもあります。
カウフマン療法は、通常は約3か月~半年周期ほど服用を続け、子宮環境の向上を目指し、妊娠に適した状態にすることが目標です。
ご自身の体調に変化を感じたら、早めの医療機関への受診が大切ですね。
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