大豆は効果絶大?
早いもので、今年が終わろうとしていますね。
さて、本日は不育症とナチュラルキラー(NK)細胞活性の関係について考えてみたいと思います。
NK細胞とは、血液中に存在する生体を守る細胞傷害性リンパ球だそうです。
それは血液中にも子宮内膜にも存在し、その活性が高い場合に不育症と関係があるのではないかと考えられ始めています。
不育症例はいまだに原因不明の場合が多いのですが、不育症例の約25%にNK細胞活性の異常があるといわれています。
NK活性が高い場合にどうするかについての一致した見解は得られていません。
しかしNK細胞は長期ストレスがかかると活性化するとも考えられているため、「心の状態」や「短期ストレス」を減らすような生活を心がけることが重要かもしれません。
また最近は、NK細胞活性の上昇が認められる症例に対する、イントラリピッド療法の有効性が明らかになり始めているそうです。
イントラリピッドは精製大豆油を主成分とする白色の乳濁した点滴製剤です。
大豆イソフラボンが着床に不可欠と言われているサイトカインの一種であるTGF-β及びLIFの分泌を促すことも知られています。
大豆製剤はいづれにしても何かしらの効果があるのでしょうか。
今後のさらなる研究に期待したいですね。
今後のさらなる研究に期待したいですね。