どうして妊娠しないの?
こんにちは。
早めのお休みに入られている方もおられるのではないでしょうか?
東京は台風の影響も少なく、今日は真夏日ですね。
不妊治療には、タイミング法、人工授精、体外受精などの治療方法がありますが、何度もトライしても、妊娠(着床)できない・・・と治療にストレスを感じておられる方も多いのではないでしょうか?
今日は受精卵の着床=妊娠の成立に重要なことについてお話しさせていただきます。
まずは、受精卵の着床に必要な要素をおさえておきましょう。
<受精卵着床(妊娠)に重要なこと>
1.質の良い卵子
2.質の良い精子
3.状態の良い子宮環境(子宮内膜の厚みなど)
他にも着床に影響を与える要素は、食生活や生活リズムなどありますが、主なポイントは上記になります。
その中でも、「3.状態の良い子宮環境」について詳しくお話しさせて頂ければと思います。
そもそも「着床」とは、どういった状態を意味するのでしょうか?
<着床=妊娠とは?>
子宮の内腔は繊毛の生えたような粘膜で覆われています。
子宮内膜に受精卵が付着(着床)することので、妊娠が成立します。
女性の体は月経周期によって様々な変化がみられます。
特に、排卵直前~排卵後には、子宮内膜の厚みに大きな変化があります。
受精卵が着床するためには、子宮内膜に十分な厚みが必要と言われており、子宮内膜の厚みが足りないと、受精卵がしっかり着床できない(=妊娠が成立しない)原因となることがあります。
<理想的な子宮内膜の厚みとは?>
通常、妊娠に理想的な子宮内膜の厚さは10mm程度といわれていますが、投薬を行うことで7-8mm以上であれば妊娠が十分可能と言われています。
不妊治療をされておられる方の中には、「子宮内膜が薄いので、今週期は移植を見送りましょう」と医師に言われた方もおられるのではないでしょうか?
特に体外受精(胚移植)では、なるべく良い状態で胚を子宮内に移植するため、子宮内膜の厚みが十分になるよう、ホルモン剤などを服用するケースが多くあります。
また、月経周期が不順であるようなケースでは(閉経に近い状態)、カウフマン療法を用いて、月経を起こすことで、子宮内膜の厚みを徐々に取り戻せることあり、一度移植が出来なかったからと言って、諦めることはありません。
※カウフマン療法(月経をお薬で誘発する療法)
お薬の服用だけでなく、生活環境の改善等で子宮内膜の厚みを改善できる方法もあるので、ご自身に合った方法を担当の先生と相談することが重要です。
子宮内膜は、妊娠がわかった後も、赤ちゃんの大切なベッドとなり、成長に必要な栄養を与える重要なものでもあります。
弊社メディブリッジでご案内させていただいております、「卵子提供プログラム」においては、ドナーの方から卵子を提供いただくことで、質の良好な受精卵の得られます。
移植をお受けになられる奥様の子宮や子宮内膜の状態が更に良いと、より高い着床率が期待できます。
弊社でのプログラムをご検討中の方は一度、メディブリッジまでお問い合わせくださいませ。
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