子宮筋腫の種類
こんにちは。
暖かい日が続いているので、お昼に外でランチをする人が増えましたね。
さて本日は、子宮筋腫についてお話をさせていただきます。
月経のある女性の約4人に1人にできると言われる子宮筋腫は、子宮壁にできる良性の腫瘍です。
悪性腫瘍に変化することはほとんどなく、症状の深刻度や治療の時期も人それぞれ異なります。
しかし、妊娠を考えている女性には、子宮筋腫が不妊の原因になることもあります。
なぜできるのか、その原因ははっきりしていませんが、卵巣から分泌される女性ホルモンが影響し、筋腫が発育すると考えられています。ですので、閉経後は自然と小さくなる傾向があります。
皆様は子宮筋腫に種類があることをご存知でしたでしょうか。
子宮筋腫と一言では言い表せないのです。
< 筋層内筋腫>
子宮壁を構成する平滑筋という筋層内にできる筋腫。
子宮筋腫のうち、大きな割合をしめるタイプ。
小さいものならほとんど症状が出ないが、大きくなると月経時の経血が増えたり、不妊の原因になる。
<漿膜下(しょうまくか)筋腫>
子宮壁の最も外側にでき、外に向かって大きくなっていき、子宮から突出してしまうケースもある。
他の筋腫と違って、過多月経や貧血などの症状が出ないため、気がつきにくい。
筋腫が大きくなると膀胱や直腸など他の臓器を圧迫し、頻尿や便秘をおこすこともある。
<粘膜下筋腫>
子宮の内側に向かって筋腫ができる。子宮内膜に筋腫の栄養血管が露出し、月経時などに大出血しやすくなる。
また、過多月経になるので貧血が強く出ることが多く手術が選択される。
受精卵が着床しにくくなり不妊症の原因になる。
<頸部筋腫>
子宮の腟側にできる筋腫。大きくなると過多月経になり、貧血状態が強く出る。
その段階で手術が選択される。
自覚症状が少ないと言われる子宮筋腫ですが、禁酒の発生した場所や大きさなどから様々な症状がみられることがあります。まずは、「月経の異常」です。
上記の筋腫に少しでも心当たりのある方は、一度婦人科にて検査をされることをお勧めいたします。