お母さんと赤ちゃんの血のつながり?

こんにちは。どんより雨の東京です。

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皆様、「血がつながった子供」という表現は聞いた事がありますよね。
何を意味するかについては言うまでもありませんが、実際にはお母さんとお腹の中の赤ちゃんの血は共有されていません。お母さんと赤ちゃんの血液型、同じこともありますが、違う事だってありますよね。現在では母と子とで血液を共有することは無いと分かっていますが、きっと昔の人達は文字通りお腹の中では「血がつながっていた」と考えていたのでしょう。

それでは、皆様、へその緒のもつ役割はご存知でしょうか?
へその緒は臍帯(さいたい)と呼ばれ、お母さんと赤ちゃんとの大切な大切な「つながり」です。臍帯とは赤ちゃんのおへそと胎盤を繋ぐ管状組織で、赤ちゃんが成長するのに大変重要な役割をになっています。

赤ちゃんが成長するには当たり前ながら栄養が必要です。
胎盤からお母さんの血液を吸い上げ、その中に含まれている養分と酸素を赤ちゃんにおくります。反対に赤ちゃんから胎盤へも血液が流れていきますが、その中には栄養のない老廃物が含まれています。
このようにして、お母さんと赤ちゃんは血液と臍帯を通じて常につながっているのです。

お母さんと赤ちゃんは、お互いの血液の中から必要な養分や老廃物の交換をしています。互いの血液が混じり合うことはありません。

胎盤は受精卵が子宮に着床をしてから赤ちゃんの成長と共につくられる、特別な器官なんです。卵子提供を受けて赤ちゃんを授かったのち、赤ちゃんはお母さんからの栄養をたくさん取りながら大きくなっていきます。やはりお母さんと赤ちゃんは特別深くつながっているんですね。
卵子提供では、第3者のドナーさんより提供いただいた卵子を用いて体外受精を行いますが、ご妊娠後この赤ちゃんと一緒にずっと過ごすのは、その赤ちゃんを出産するお母さんです。遺伝子の繋がりがなくとも、間違いなくお母さんと赤ちゃんとの特別な関係は妊娠期間に育っていきます。

ちなみにですが、胎盤は赤ちゃんを雑菌や細菌から守る役割をしていますが、たばこやアルコール、薬といったものは遮ることができませんので、妊娠中にお母さんが摂取するものには最大限注意しましょう。

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