妊娠中に果物を食べると子供の知能が向上する?!
こんにちは。
このところ台風続きの日本列島ですが、先の台風で被災された方々、心よりお見舞い申し上げます。
また台風13号が発生したようです。緊急時に備え、非常用品など準備しておきましょう。
さて、今日は、こんな研究結果をご紹介します。
妊婦が果物を多く摂取すると、生まれてくる健康な子供の知能指数が高くなる可能性があることが、新たに発表された研究で明らかになった。
カナダ・アルバータ大学の研究グループが同国の688人の子供を調査したところ、妊婦の果物摂取量の多さと比例して、生まれてきた子供の生後1年後の知能が高い傾向があったという。グループは新生児の発達の経年研究をする同国の機関から得られたデータを元に調査を行った。
4月にEバイオ・メディシン誌に掲載された研究結果はあくまでも予備段階で、ほ乳類や人体での今後の研究の参考にすべき程度のものだと専門家は話す。しかし子供の知能発達に影響を与えるとされる食物はこれまで魚しかなかったことを考えると、今回の発表は大きな出来事だ。
アルバータ大学で小児科学を研究し今回の調査も行ったピウシ・マンダネ准教授は、明確な違いが見られた実験結果に驚いたと話す。記憶力や学習能力の研究によく使われるハエを使った実験の再確認を同僚に依頼したところ、自らの調査と一致する結論が得られたという。
ただ、マンダネ氏は「妊婦に大量の果物を摂取してもらいたいわけではない」とし、「これはあくまでも1回の研究であり、果物の摂取増加による健康への影響はまだ調査していない」と語る。
専門家らによると、妊娠中に大量の果物を摂取すると血糖値が上がり、妊娠糖尿病や急激な体重増加などを引き起こす可能性があるという。
今回の研究で調査対象となった妊婦の半数は、米政府が推奨する量の果物(1日当たり1.5カップから2カップ)を食べていなかったという。マンダネ氏は妊婦への助言として、「この推奨量程度は摂取すべき」と話す。
果物以外にオメガ3脂肪酸も
妊婦の栄養不足が胎児の発達にどう影響をするのかを調査した研究はこれまでもあり、妊娠初期に葉酸の摂取が足りないと胎児の神経管に影響が出ることや、鉄分やヨウ素を十分に摂取することが胎児の脳の発達に必要であることなどは明らかになってきている。しかし、妊婦の栄養摂取が生まれてくる子供の知能に与える影響を調査した研究は、これまでにあまりない。
魚などに含まれるオメガ3脂肪酸は脳細胞の膜組織を作るのに必要とされ、妊娠中に多くの魚を摂取した場合、生まれた子供が認知機能テストでより高い点数を得る傾向があるとされている。しかし魚油のサプリなどを使った無作為での実験ではこの結果は実証されていない。また、魚の摂取量だけでなく、それと関連する他の条件があって初めて認知力の向上に結びつくとする意見もある。
果物の実験に関しても「果物の摂取が大切なのかもしれないし、果物を多く摂取する女性は最初から健康を意識した生活をしているのかもしれない」と、ハーバード・メディカル・スクールなどで栄養学等を教えるエミリー・オーケン教授は指摘する。ただ、研究成果はいろいろな可能性が含まれているので「より深く調査を進める価値がある」とも同教授は話す。
妊娠中のお母さんの栄養摂取は、赤ちゃんにとってとても重要です。
しかし、妊娠してから急に生活を変えるのは難しいですから、妊活中の方は、普段からバランスのよい食生活、適度な運動を生活の中に取り入れて習慣づけておくことが大切。
メディブリッジでは、ハワイ、マレーシア、台湾での卵子提供プログラムをご紹介していますが、卵子提供プログラムで出産される方は、高齢出産になることが多く、皆さん妊娠前から健康に気を付けておられます。
また面白いことに、赤ちゃんによいことは、大体アンチエイジングにもよいとされています。
フルーツの酵素の美肌効果や、オメガ3の脳の老化防止、血管の若返り効果はよく知られているところです。
ぜひ、普段から食生活に取り入れていきましょう!