妊娠しやすいBMI値って?

女性の皆さん、ダイエットをしたことはありますか?
恐らく、だれでも一度くらいは、ダイエットの経験があるかと思います。
かつては炭水化物抜きダイエットとか、りんごダイエットとか、いろんなダイエットが流行りました。
私もあれこれと試したことがあります。残念ながら結果を維持できていないのですが…。

適正BMI_

若い時はとかく見た目を気にして、ただ体重を減らして痩せることに意識が向いてしまうものです。でも、妊娠したい方には、適正体重があるのを、ご存知でしょうか?

BMI(体格指数)でいうと、一般的には19~25が健康な適正範囲です。
この範囲のなかでも、最も体にとってよい状態なのは、BMI22と言われています。

BMIが19を切ると、これはBMIの観点からいうと痩せすぎの範疇になりますが、妊娠・出産・産後においてデメリットが大変増えます。例えば、栄養が不足していることで、貧血気味だったり、ホルモンの分泌がうまくいかず排卵障害がおこったり、妊娠した後も妊娠期に必要な適切な体重増加ができずに赤ちゃんに影響が出る可能性があります。

一方、BMIが25を超えることも、妊娠に大きなリスクがあるといわれています。
高BMIの人は、卵巣年齢(AMH 抗ミュラー管ホルモン)が実際の年齢よりも高くなりがちです。また妊娠までの期間が適正体重の人よりも長くなる傾向もあります。無事妊娠しても、高BMIの方が妊娠したあとは、流産率の上昇や、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の増加、妊娠糖尿病も増加といったリスクもあります。

適正体重を保つには、適度な運動、健康な食生活が何よりも大事です。
メディブリッジではハワイ・マレーシアで卵子提供プログラムをご紹介していますが、比較的卵子提供プログラムを受けられる方には高齢出産の患者様が多く、妊娠期の体力維持がとても大変だった、という声をよく聞きます。

健康に妊娠・出産を乗り切るためにも、妊娠する前から、筋肉量を保つための適度な運動、良質な栄養を取り、体力をつけることをぜひ心がけてください!

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