クルーガーテストとは
こんにちは。昨日昼間は夏日といわれるほど暑かった東京ですが、本日も良いお天気でした。
さて、本日はクルーガーテストについてお話しをさせていただきます。
クルーガーテストとは、男性側の検査の一つで、精液中の精子を顕微鏡で確認し、精子の奇形を見る検査です。
検査時には特殊な溶液を使用し、精液中の精子に色付けを行ってから顕微鏡で確認します。
クルーガーテストを行った結果、正常とされる精子が14%以上あれば正常といわれるそうですが、4%未満の場合は奇形精子症と診断されます。
精子の奇形は、頭部の奇形、中部の奇形、および尾部の奇形に分けることができます。中でも、頭部に異常のある精子は、非常に受精しにくいとされています。
<精液検査の標準値>
※WHOラボマニュアルに準拠している場合
精液:1.5ml以上
pH:7.2以上
精子濃度:1ml中に1500万以上
総精子数:3900万以上 ※3900万未満の場合は乏精子症
精子運動率:40%以上 ※40%未満の場合は精子無力症
正常形態精子率:4%以上 ※4%未満の場合は奇形精子症
奇形精子症の原因はさらに詳しい検査により、精索静脈瘤、逆行性射精、染色体異常などが見つかる場合もあります。
原因不明の場合は、喫煙・飲酒・食生活など生活習慣の改善を行う事により正常形態精子率が上がる事もありますので、まずはお近くの専門医師に相談してみてはいかがでしょうか。