性的な活動が妊娠力にも影響?!
こんにちは!
日本でもファンが多い007シリーズ、新作を心待ちにしている方も多いですよね。
次回作のボンドガールは、51歳のモニカ・ベルッチに決まったそうです。
ボンドガールと言えば、若いイメージですが、51歳とは思えないモニカ・ベルッチなら、新しいボンドガールを見せてくれそうですね。
さてボンドガールといえば、必ずボンドと恋に落ちるのがお決まりですが、今日は性的な活動が女性の身体にもたらす影響についての研究についての記事をご紹介します。
「妊娠しやすさ」とのトレードオフに影響か、性に活発な女性では免疫に変化あり
このたび性的な行動が女性ホルモンに影響を及ぼして、月経周期で変動する免疫に影響していると分かった。
妊娠しやすさとのトレードオフにつながっているかもしれない。
行動は影響?
米国インディアナ大学の研究グループが、不妊や生殖分野の国際誌であるファーティリティ・アンド・ステリリティ誌のオンライン版で2015年9月15日に報告した。
これまでの研究によって、女性は月経周期に沿って免疫の働きには変化が見られていると分かっている。
月経の後の「卵胞期」(濾胞(ろほう)期ともいう)には、「Th1」というタイプの免疫細胞の働きが高まる。異物に抵抗する「ヘルパーT細胞」に入るもの。排卵後の「黄体期」には「Th2」というタイプの働きが高まってくる。
Th1とTh2は、バランスを取っている。異物への抵抗の仕方が変わってくる。
妊娠は、胎児という自分とは異なる生命を体に宿すもので、免疫との関係も深いと見られている。
このたび性的な行動との関係について、この免疫と女性ホルモンとの関係から検証している。
30人の唾液から女性ホルモンを見る
研究グループは、ホルモン薬や免疫活性薬を使っていない閉経していない健康な女性30人を対象として、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4時点で唾液を集め、さまざまな免疫や女性ホルモンに関わる数字を調べている。
対象となったのは、性的に不活発な16人と活発な14人となっている。
女性ホルモンから免疫に影響か
性的に活発か否かで、免疫の状態が変化していると分かった。
性的に活発な女性では、Th2と呼ばれるタイプの免疫が強まると分かっている黄体期にさらにTh2系に傾いていると分かった。性的に不活発な女性では、この現象が見られなかった。
さらに、性的に活発な女性では、不活発な女性よりも黄体期のプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンが増えていた。
研究グループは、性的に活発な女性では、女性ホルモンのバランスが、免疫に影響していると見る。
ここから、異質な生命を拒絶する免疫と、むしろ受け入れる妊娠とのトレードオフと何らかの関係があるのでは推定している。
普段の行動が体の働きにダイナミックに影響しているようだ。
性的に満たされているという感覚を得ることは、精神的な充足感にもつながるのでしょうね。