妊婦はコーヒーを控えるべき?

こんにちは!
毎日暑い日が続いていますが、今朝トンボが飛んでいるのを見ました。
暑いとは言いながら、少しずつ秋が近づいているのですね。

さて、今日はコーヒーについての話題を。
コーヒーが好きな方、多いと思いますが、妊娠中はカフェインは控えたほうが良いと言われています。
これはどうしてなのでしょうか?

coffee

国際肥満ジャーナルに発表された研究論文によれば、妊娠中にカフェインを多く含んだ飲み物を飲んでいた母親から生まれた子どもは、カフェインを控えた母親から生まれた子どもに比べて、肥満になる可能性が1.8倍高いそうです。加えて、この可能性は、母親が摂取したカフェインの量に比例して高くなるのです。

例えば、母親のカフェイン摂取量が1日150ミリグラム(中型コーヒーカップ1杯のコーヒーに含まれるカフェイン量に相当)以下であれば、生まれてきた子どもが肥満になる可能性は1.7倍ですが、これが150ミリグラムを超えると、2.3倍にまで増えてしまいます。

カフェインは、胎盤を通じて胎児の血中に入り込むと考えられていますが、実際、どのように胎児の成長に影響するのかは、明らかになっていません。
しかし、動物実験の結果から、カフェインが糖質の代謝を妨げることや、インシュリン抵抗性を高めて血糖値の上昇を誘引すること、また視床下部・下垂体・副腎系(HPA軸)の発達を妨げ、代謝を低下させる恐れがあることが明らかになっているそうです。

妊娠中のカフェイン摂取はまた、早産や流産を引き起こすとも言われています。
カフェイン摂取と低体重児の出生にも、関連性があることが認められており、加えて、低体重児は肥満リスクが高いことも分かっています。

コーヒー好きの方でも、妊娠中は、カフェインはあきらめた方が赤ちゃんのためにはよさそうですね。

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