男性不妊治療に新たな技術
こんにちは。
今日、気が付いたら「暑い!」と口走っていました。
米国のある政府機関が、今年は地球全体が過去最高の暑さになるとの予想を発表したそうです。
お手柔らかにお願いしたいものです。
さて弊社は卵子提供プログラムをご案内しております。
これは文字通り第三者より卵子の提供を受ける事で、加齢やその他の理由によって妊娠可能な受精卵を得られない方をサポートするプログラムです。
つまりは女性の側に起因する不妊に対処するプログラムであり、同時に、男性不妊でも悩まれているご夫妻にとっては、原因の半分へのアプローチになってしまいます。
本ブログでも何度か取り上げて参りましたが、不妊に悩まれるカップルの実に半数において、男性側にも何らかの原因がある事が分かっています。
少なからぬ方が悩んでおられる男性不妊に対処する新たな技術が誕生し、実用化に向け動き始めているようです。
男性不妊に希望の光。未分化の精子細胞を体外で育てることが可能に―仏研究
記事によれば、生殖細胞を体外で成長させ、完全な機能を備えた精子に育てることができる技術が開発されたとの事です。
この技術を公表したフランスのある研究所によれば、15年の研究の末ついに、睾丸から採取された精原細胞(精子の基となる細胞)を使い、体外で活発に動き回る精子に育てることに成功したのだとか。
この技術はこれから2年間、臨床前及び臨床実験が実施され、例えば精液中に精子が一匹もいない無精子症等でも 体外精子形成ができるかなどの有効性の検証が行われ、実用に向けて更に研究を続ける予定のようです。
受精卵の状態に卵子の質が大きく関与しているのと同様に、精子の状態はその後の卵子の正常な分割、クオリティーに大きな影響を与えます。
新しい技術の一日も早い実用化が望まれます。