赤ちゃんにも大切な鉄分
こんにちわ。東京は昨日から一気に暖かくなり、桜もほぼ満開の様子です。
さて、妊娠中の女性には、普段よりもよりも多くの栄養素が必要です。お母さんが摂取したものが、赤ちゃんの成長に大きく影響します。なかでも、鉄分をたくさん摂るようにと、多くの方が言われるそうです。
なぜ鉄分が必要なのでしょうか?
赤ちゃんは、お母さんの血液によって運ばれる酸素と栄養素で大きくなっていきます。
それらを赤ちゃんに供給するため、お母さんの体内の血液量は普段よりも増えるのですが、
それとは比例せず赤血球量は増えていきません。
また、お母さんの体は赤ちゃんの成長に必要な鉄分を赤ちゃんへ優先的に送るため、
お母さんの体にも必要な鉄分が不足してしまうのです。
赤ちゃんに送る鉄分も足りなくなってしまうと、赤ちゃんへ酸素・栄養素を送ることができなくなってしまいます。
<どのくらいの鉄分が必要?>
では、実際にどのくらいの鉄分の摂取が必要なのでしょうか?
具体的な数字で一日に必要な鉄分量を比較してみます。
一般の女性: 一日に必要な鉄分量は “10.5mg”
妊婦の女性: 一日に必要ま鉄分量は “21.0mg”
妊娠しているときは、していないときに比べて、2倍の量の鉄分が必要になるのです。
<どんな食材に鉄分が多く含まれる?>
鉄分といえば、レバーを思い浮かべる人は多いと思います。
なかでも豚レバーには、50mg当たりに6.5mg鉄分が含まれています。
ほかに鉄分が多く、意外な食材だと、あさりの水煮缶30g当たりに11.3mgもの鉄分が含まれています。
野菜の中では緑の濃い野菜、また、大豆にも多く鉄分が含まれるので、小松菜やホウレンソウ、豆腐や納豆といったものを積極的に摂取するのが良いようです。
もちろん鉄分に限らず、カルシウムやビタミンなど、普段以上に栄養素には気を遣う必要がありますので、是非バランスの良い食生活を心掛けてください。