AGE(終末糖化産物)と卵子老化の関係は?
こんにちは。
昨日の晩も月がきれいでしたね。
少し前になりますが、AGE(終末糖化産物)という老化物質が不妊にもつながる卵子の老化具合を知る指標として注目されている、という記事がありました。
くらしナビ・ライフスタイル:老化の指標「AGE」を知る
AGEは体内の各種たんぱく質と糖が結合してできる糖化物質。年齢とともに増え、例えば骨にあるコラーゲン(たんぱく質)に糖がたくさん付くとコラーゲンの働きが悪くなり、折れやすくなる。 (以下略)
●不妊とも関連か
卵子の老化具合を知る指標として活用しようという動きも出ている。
「卵子はよみがえる」(小学館)の著者で、東京都世田谷区の小杉医院の小杉好紀院長(内科、産婦人科)は3年前から、数百人の女性でAGEを検査してきた。検査は皮膚の中に沈着したAGEを測る糖化度測定機を使う。検査数値は機器の上に腕を乗せるだけで分かる。
いまのところ、産婦人科の分野でAGEに注目している医師は全国的にわずかだが、小杉さんは「以前から男性ではAGEが高いと精子の働きが低いと言われてきた。同じことが卵子にも言えるのではないか」と話し、AGEと妊娠成功率の関係を解明するデータを集めている。
体内にたまったAGEを下げる方法についても関心は高く、国内外で薬の開発が進む。小杉さんはハーブのカモミールやドクダミ、マイタケなど食品の 抽出物の効果を研究している。40歳以上の女性の例では、これらの抽出物の摂取でAGEが下がり、妊娠したケースもあるという。
小杉医院を訪れた不妊などに悩む女性数百人の約6~7割は、これら抽出物を約3~4カ月間、摂取するとAGEが下がることが分かった。ただし 「AGEが下がれば、妊娠の成功率が上がるかどうかは分からず、まだ確定的なことが言える段階ではない」と慎重に研究を進めている。
AGEを増やさない方法としては、
* 煙草を吸わない
* 酒はほどほどにする
* ケーキ、清涼飲料、揚げ物などを控えめにし、緑黄色野菜を多く取る
* 毎日適度に運動する
* ストレスをためない
* 早食いしない
などがあるそうです。ぜひ実践してみては。