男性の不妊とは?
みなさん、こんにちは!
昨日は中秋の名月でしたね。
さて、今日は男性不妊について、お伝えしたいと思います。
子どもを望んでいるにもかかわらず、なかなか授かれない場合、不妊の理由は主として女性側にある、と考えられがちです、実は不妊の原因のおよそ4割は、男性側にある、と言われているのをご存知ですか?
妊娠を成立させるには、以下の3つの要素が必要になります。
「卵子」「精子」「子宮」です。
不 妊の悩みを持つご夫婦のほとんどは、最初は女性側の問題ではないかと思い、女性のみ検査を受けるケースが多く見られます。しかし、もし精子が原因で子ども
を授かれない場合、男性側の検査がなければ、原因が分からないまま、妊娠に至らない状態が続いてしまいますよね。男性は、積極的に検査を受けたがらない傾 向も強く、なかなか原因究明に至らないケースも少なくありません。
男性は、射精ができていれば精子があるように思われる方々が多いのです が、実際はそうではありません。実は、受精が可能な状態かどうかは、精子の量、運動率、奇形率などの検査を行わないと分かりません。射精ができても、これ
らの数値が十分でないと、精子は卵子に到達できず、受精には至らないのです。
男性不妊の検査は、精子を採取するだけのもので、短時間で終わります。不妊治療の専門医でなくても、泌尿器科でも行うことができます。しかし、このように意外と簡単に検査できるにもかかわらず、検査を受けない男性も少なくありません。
男性の不妊治療の検査というと、消極的になる方が多い傾向が見られますが、女性の検査に比べるとはるかに簡単な検査ですので、気になっているご夫妻は、ぜひ男性側の検査もお受けになられることをお勧めします。
不妊治療は、女性一人の問題と考えず、ご夫婦の問題としてとらえ、ぜひ男性にも治療には積極的に参加してほしいものですね。