不妊治療におけるピルの役割
こんにちは!
昨日より、春を感じられる気候になってきましたね。
今年の桜の開花が楽しみです。
さて、本日は、不妊治療におけるピルの役割をお話したいと思います。
ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが混合されたホルモン剤です。
ピルを飲むと、ホルモンバランスは妊娠時と似た状態になり、排卵が抑制されるため避妊の効果があります。
しかし、ピルは副効果的に不妊治療でも用いられることがあります。
どのような目的?
1. 生理周期をコントロール
ピルを飲んでいるうちは、体が妊娠と同じ状態になるため、生理が来ることはありません。
逆に飲用をやめることで生理を起こすことができます。
この性質を利用し、不規則な生理周期を一旦、安定させるために使用されます。
2. 不妊症の原因の治療として
不妊症の原因にもなる卵巣膿腫や子宮内膜症などがある場合、その治療にピルが用いられることがあります。
これらの症状は排卵があるごとに少しずつ進行していくため、ピルによって排卵を止めることが目的です。
3. 子宮内膜の維持に
黄体ホルモンも含まれているピルを飲むことでホルモンが補充され子宮内膜が維持、受精卵の着床を助けることができます。
最近は、不妊対策として、ピルを服用するケースも増えてきたようですが、ピルはお薬です。
体質により、ピルの服用が望ましくない事もあります。
信頼できる医師と相談の上、ピルの服用を決めていきたいですね。