『子宮筋腫』って、どんな病気?
こんにちは!
2月も終わりを迎え、待ちにまった春の到来です。
今日は『子宮筋腫』についてお話したいと思います。
子宮筋腫は女性特有の病気の中でも、最も患者数が多く、現在では30歳以上の女性の20~30%、40歳を超えると40~50%に子宮筋腫がある、といわれています。
しかしここ数年、20歳代での子宮筋腫の患者さんも増えているようです。
では子宮筋腫ってどんな病気なのでしょうか?
子宮筋腫とは、この子宮筋層の部分にできる良性の腫瘍です。
腫瘍…と聞くと癌ではないか?と不安に思うかもしれませんが、子宮筋腫は筋肉の一部がコブのような固まりになったもので、癌のようにどこかに転移したり、健康な他の細胞や組織を破壊することはありません。
子宮筋腫は1つだけのこともありますが、多くの場合は2~3個、多い人では小さなものでも100個以上できることもあります。
一度できた子宮筋腫が自然に無くなることはありませんが、ある程度の大きさから変わらないこともありますし、逆に小さくなることもあります。
子宮筋腫の治療法はいくつかありますが、状態によっては妊娠・出産も可能ですし、特に自覚症状が無い場合は、そのまま経過観察になることもよくあります。
若い方は、婦人科検診を受信するのに、少し抵抗のある方もいらっしゃると思います。
ですが、若い時期から、自分の体を知ることは、とても大切なことですので、年に1回の定期検診をおすすめします。