子宮筋腫と妊娠について

おはようございます。
昨夜はスノーボードで日本に今大会初のメダルが出ましたね。
この調子で日本にもっと多くのメダルがでるように、日本から選手達を応援したいです。

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さて、今回は子宮筋腫と妊娠についてお話ししたいと思います。
子宮筋腫ができると子宮は大きくなり、その形もデコボコになるため、受精卵が着床しにくくなると言われています。
粘膜下筋腫(筋腫のコブが子宮内腔にあるケース)の場合、子宮内に避妊リングをいれているのと同じ状態となりますので、 妊娠の条件はさらに悪くなります。
また、せっかく着床しても子宮は硬く収縮しやすい状態なので、知らないうちに流産してしまうこともあります。
子宮筋腫があり、他に不妊の原因がはっきりしない方や、繰り返し流産になってしまう方のうち、筋腫を取り除く手術を受けることでかなりの人が妊娠、出産をされていることも事実です。
もちろん、子宮筋腫がある人が必ずしも不妊とは限りません。
筋腫をもったまま妊娠される方もいます。
しかし、子宮筋腫をもっての妊娠はそれ自体少し問題があります。
子宮は妊娠すると柔らかくなり大きくなりますが、筋腫があると子宮は硬くなっていることが多く、大きくなりにくいのです。
そして一旦大きくなってもちょっとした刺激が子宮に加わると簡単に収縮しやすく、その結果流産してしまうケースもあります。
流産だけでなく、早産も子宮筋腫の人には多く認められます。
子宮筋腫があると分かっている場合、妊娠したら流産、早産に十分注意し、お腹が張ったり、痛みを感じたらすぐに安静にするようにしましょう。
また、子宮筋腫があると帝王切開になるケースも高くなります。
子宮筋腫は妊娠の経過とともに軟らかくなるものが多いので、筋腫のサイズが小さくて、軟らかくなっていれば、赤ちゃんの頭が筋腫を越えて下がってくることができ、帝王切開をしないで分娩することができます。
ただし、子宮の出口付近に筋腫があり、赤ちゃんの頭が下がってこれそうにない場合、帝王切開になる確率は高くなります。

子宮筋腫の代表的な症状は月経量が多くなることと月経痛です。
その他の症状としては月経以外の出血、腰痛、トイレが近くなる等があります。
症状は、できた場所によってまちまちですが、子宮の内側にできた筋腫は小さくても症状が強く、月経量が多くなります。
逆に子宮の外側にできた筋腫は相当大きくなっても症状がでません。
できた場所や症状によって治療法も異なってきますので、気になる方は専門医への早めの受診をお勧めします。

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