胚盤胞移植について
こんにちは。
今日から街並みの様子がいっきに変わり、年末の雰囲気になりましたね。
今年も残すところわずかとなりました。よい新年を迎えられるよう準備したいです。
さて今日は、胚盤胞移植についてお伝えします。
自然妊娠では、卵子は卵管内で受精して、受精卵は分割を繰り返しながら卵管内を進みます。そして、最終的に胚盤胞と呼ばれる胚となり、子宮内にたどり着きます。
この過程には、排卵後約4~5日かかり、子宮に到着してから約1~2日後に子宮内膜内に着床すると言われています。
通常の体外受精や胚移植法では、自然妊娠とは違い、胚は採卵後2~3日目に子宮内へ戻しています。その理由は、ヒトの場合、胚は子宮内でも卵管内同様に発育できるためであり、体外で長く培養するより早めに子宮内に戻す方が良いと考えられていたからです。
しかし近年体外培養技術が発達して、胚を体外で胚盤胞まで培養することができるようになりました。何度も質の良い胚を戻しても着床できない方の中は、子宮内環境が悪いため胚が発育できないと推測される方もいます。
多胎妊娠を避けるため、1つの胚だけを移植する事を考えたとき、質の高い胚を移植する必要があります。そういった経緯で、胚盤胞移植が考え出されました。
従来の体外受精法では妊娠に結びつかなかった方でも妊娠が可能になってきていることから、胚盤胞移植は非常に注目を浴びている方法です。しかし、受精卵の培養が長くなることから管理は非常に難しく、培養における高度な知識と技術、充実した設備が必要となってきます。
弊社でも、多くのクライアント様が胚盤胞移植を介して妊娠されております。詳細などは面談にてご説明しておりますので、お気軽に弊社までお問い合わせくださいませ。