腹腔鏡検査について
こんにちは。
昨日は今年話題になったとことばに贈られる流行語大賞が発表させましたね。
どれも良く耳にした今年を象徴する言葉でした。
来年はどんなことばが生まれてくるのでしょうね。
さて、本日は腹腔鏡検査についてお話をしたいと思います。
腹腔鏡検査では、子宮や卵巣、卵管などを腹腔鏡直接観察する事ができます。
全身麻酔をかけて、へそのあたりから小さな内視鏡(腹腔鏡)を腹腔内(骨盤の中)に差し込み、子宮や卵巣、卵管などを直接観察するのが腹腔鏡検査です。
子宮内膜症や腹腔内癒着を診断された人や、原因不明不妊の人に適応されます。
検査では、卵管周囲の癒着や、子宮内膜症などがあるかどうか直接目で確認します。
さらに、青い色素を子宮内に注入して、卵管の先から色素が流れ出てくる様子を見て、卵管がきちんと通っているかどうかも観察することもできます。
もし異常が見つかった場合、たとえば卵管や卵巣などの軽い癒着なら、腹腔鏡に入れた器具ではがせますし、子宮内膜症の病巣を焼灼したりと、その場で処置もできます。
検査中は前進麻酔をするので痛みはなく、出血や術後の痛みも経度で、傷のあとも数ミリ程度です。
日帰りで検査を行うところもありますが、全身麻酔をするので、検査後2,3日は無理せず過ごすことが必要です。
腹腔鏡検査のメリット
・子宮や卵管、卵巣の状態を直接見て確認できる
・検査後に妊娠しやすくなることがある
・異常が見つかった場合、内容によってはその場で処置できる
腹腔鏡検査のデメリット
・全身麻酔をしなくてはならない
・まれに出血や腸に傷がつくことがある
・検査費用が高い
不妊の治療や検査は症状や目的によってさまざまなオプションがあります。
専門医に相談し、自分に合った検査で早めに治療をすることが大事です。