双子でも喫煙者のほうが老けやすい?
こんにちは!
今日から11月、今年もあと2ヶ月になりました。
11月に入り、そろそろ冷えや乾燥が気になる季節になってきました。
手足の冷えがあるとなかなか寝付かれないものですが、夜はゆっくりお風呂に入って、しっかり体を暖めてから睡眠を取るようにしたいですね。
さて、今日はこんな興味深いニュースをお届けします。
喫煙で顔が老化、双子79組で検証
(CNN) 喫煙によって目の下のたるみや口の周りのしわが増えるなど、顔の老化が早くなることを米ケース・ウェスタン・リザーブ大学のチームが双子を比較した研究で確認し、形成外科の学会誌に発表した。
研究は18~78歳の双子79組を対象にして行われた。
うち45組は、1人が喫煙者でもう1人が非喫煙者という組み合わせ。残る34組はともに喫煙者だったが、2人の喫煙歴には5年以上の開きがあった。
それぞれの写真をプロのカメラマンが撮影、顔のパーツごとに採点して比較したところ、喫煙者と非喫煙者の双子では、喫煙者の方が非喫煙者より老けて見える確率が57%だった。
双方とも喫煙者の場合でも、長く吸っている方が年上に見える確率が63%だったという。
研究では、飲酒やストレス、日焼け止めの使用の有無などの要因についても調べたが、研究対象となった双子ではこれらの要素に大きな違いはなかったという。生活環境や食生活の影響は明らかになっていない。
「喫煙はコラーゲンの生成を抑制するから、コラーゲンが減少し皮膚の血行も悪くなる。またニコチンは肌の厚みを減らす。こうして肌の弾力性が衰え、老化が早く訪れる」と、研究チームを率いたバーマン・ガイアロン医師は語る。
喫煙の健康被害は良く知られていることですが、見た目にも、どうやら喫煙者のほうが圧倒的に老化の影響が出やすいようです。
喫煙は血行を悪くし、しわやたるみが増えるだけではなく、卵巣機能にも悪影響があるということが多くの研究から明らかになっています。
煙草に含まれるニコチンや、他の有毒化学物質が、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの産生を抑制し、また卵子の遺伝子異常を引き起こす要因となります。
喫煙者のほうが、閉経が早いというデータもあります。
要するに、喫煙が「卵子の老化」を促進させてしまうのです。
体外受精でも、喫煙女性の妊娠率は、非喫煙者に比べ、20%程低くなると言われています。
妊娠を望む方、不妊治療中の方にとっては特に、喫煙は「百害あって一利なし」の悪習慣と言えるでしょう。
コスメやエステでアンチエイジングにいくら力を入れていても、煙草を吸っていてはその効果は台無しになってしまいます。
喫煙をやめ、栄養バランスの食事と適度な運動を継続することで、体は中から若返りますよ。