食卓の彩は少子高齢化への歯止めになる?
こんにちは。
週末は気温がぐっと下がりましたね。
今週は雨の降りやすい天気が続くと予想されていますので、折りたたみ傘を持ち歩くほうが良さそうですね。
さて、以前より「食」は体の基礎をつくるものであり、栄養バランスのよい食生活を心がけることは、妊娠しやすい身体づくりの第一歩とお伝えしておりますが、今日は”レインボーフード”についての記事をご紹介いたします。
毎月ひとつのテーマを掘り下げて構成される女性月刊誌『CREA』(文藝春秋)。他誌と一線を画す代表的な特集に「母になる」があります。2005年に育児休暇明け数ヶ月で就任した、同誌初の女性編集長が自ら考案。その後だいたい年1回のペースで「母になる」号は発行され、現在まで続く名物企画となっています。
好評を得ているのは、おそらく女性たちが妊娠、出産の問題とどのように向き合っていくかを模索しているから。リミットがある問題だけに”いつかは…”という気持ちでいるだけではいけないことを女性自身がわかっているからでしょう。
今年10月発売の「母になる」最新号にも登場する、栄養コンサルタントで、ミス・ユニバース・ジャパン オフィシャルトレーナーでもある細川モモさんは、予防医療チーム「ラブテリ」を主宰しています。20名ほどの仲間と研究を続けていますが、2012年には世界規模の「卵巣年齢研究」にも着手。メディアで取り上げられ、「卵子老化」の現実を世に知らしめた一人でもあります。
同チームが発行する『BABY BOOK』では、日本の高齢出産率の上昇、不妊治療数の増加などの現実を踏まえて、妊娠には準備が必要であることを訴えています。とくに栄養学の観点から、女性はもちろんのこと、カップルで食生活を見直すことを推奨。その第一歩として、食卓をカラフルに、7色の”レインボーフード”で彩ることをすすめます。7色はなかなか難しいので5色でもOK。たとえば、ごはんや豆腐の「白」、トマトやりんごの「赤」、ほうれん草やブロッコリーの「緑」、卵やパプリカの「黄」、味噌や納豆の「茶」です。
日本で妊娠に必要な栄養素というと「葉酸」がクローズアップされますが、他国では違うとのこと。どれか一つが大事だというわけではなく、バランスのとれた食事がいちばんだからです。よりよい食生活が健康な体をつくり、これが元気な赤ちゃんを授かる準備につながる。私たちが思っているより、日本人の食生活は乱れている状態にあり、不妊の遠因にもなっていると細川さんは言います。
子どもが欲しい人はまず食卓に彩りのよい食べ物をのせること。ここから始めることがひいては少子高齢化への歯止めになると言えそうです。
不妊症など女性の身体の調子に大きな影響を及ぼす原因の一つとして”冷え性”がありますが、この”冷え性”も食生活の乱れに原因が潜んでいる場合があります。
また、生理不順や生理痛なども冷え性が原因になっている場合も少なくありません。
食べ物は一番取り組みやすいと思いますので、今まであまり意識してい なかった方は、この機会にぜひ食事の彩のバランスに気を付けてみては如何でしょうか?