「卵子の老化」には何が有効?

週末の三連休、皆さんどんなプランを立てていますか?
先週末は台風で大変でしたが、今週は晴れるとよいですね。

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さて、「卵子の老化」という言葉、今さまざまなメディアで取り上げられています。
「卵子の老化」をもう少し細かく言うと、下記のようなことを指しています。

・卵胞の減少
・卵子の質の低下

女性の卵巣から放出される卵子のもとである原子卵胞は、生まれた時に持っている数からどんどん減って行きます。
生まれたときには約200万個あると言われていますが、思春期には約20~30万個へと減少し、その後は1ヵ月に約1000個の原始卵胞がなくなってしまうのです。
これが「卵胞の減少」です。

加齢と共に卵胞の数の減少と共に、残った卵子も、若い時と比べるとよい状態のものが得にくくなります。
具体的には、染色体異常が見られる卵子の割合が増えてきます。
染色体異常を持つ卵子は、受精しても分割が正常に進まず、移植に適した受精卵になる割合も低下します。
このような卵子は、そもそも受精しにくい、受精しても分割が進みにくい、着床しても流産しやすい、という状態が起こりやすくなります。
結果的に、母体の負担が増えることになりますので、最近では母体への負担を回避するために着床前診断の技術が海外では利用され、移植の際に、染色体異常を持つ受精卵を避けて移植を行うことで、流産のリスクを下げることが可能になります。

では、「卵子の老化」に有効な治療手段はあるのでしょうか?
現在のところ、卵子の老化に効く治療というものは残念ながらありません。
体の老化が進まないよう、健康な生活を心がけることが強いて言えば卵巣の老化も軽減することに繋がると考えられていますが、卵巣に劇的に効果がある、ということではありません。

一度老化した卵子は、もう元の状態に戻ることはできません。
老化した卵子で体外受精を行っても、うまくいかないケースが年齢とともに増えてきます。
こういったケースでは、現在の技術では、第三者の卵子による体外受精を試みるのが最も有効な方法と言えるでしょう。
弊社にご相談に来られる方々で最も多いのは、実はこの「卵子の老化」により、自己卵子での妊娠が難しくなり、第三者からの卵子提供を望むケースです。

弊社では、ハワイ、タイにおける卵子提供プログラムをご案内しております。
卵子提供をご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

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