妊娠しにくくなる「年齢リスク」

おはようございます。
日本各地では昨日から30度を超える猛暑が続いております。
今週末に向けて、もっと熱くなるようなので、冷房を上手に使用したり水分を小まめに取るなどして熱中症には
くれぐれも気を付けて下さいね。

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さて、本日は女性なら気になる出産についての記事を紹介いたします。
「いつかは子どもが欲しい…」けど、仕事にプライベートに毎日忙しくて、出産なんてまだまだ先…。「いつ産むか」なんて考えられない。そう考えている女性も多いのではないだろうか。

今すぐではなくても、いつか産む日に備えて、「欲しいときに産めるカラダ」を保っていたいもの。では、そもそも「産めるカラダ」ってどういうことだろう?


あなたは欲しいときに「産めるカラダ」?

◆最大の年齢リスクは「妊娠しにくくなる」こと

「産めるカラダ」を考えるとき、切っても切れないのは年齢の問題だ。妊娠出産には年齢的なリミットがある。私たちはいつまでも「産めるカラダ」でいられるわけではない。

とはいえ、最近では「40代で出産した」といった高齢出産の話もよく耳にするし、「出産はもっと後でも大丈夫なのでは」と、つい先延ばしになってしまいがちだ。

福岡で不妊治療を専門に行うIVF詠田クリニックの院長、詠田由美さんは、そんな風潮に警鐘を鳴らす。「毎日、大勢の不妊に悩む患者さんにお会いしますが、『妊娠出産に、年齢的なリミットがあることを知らなかった』とおっしゃる方も多いんです。そして『若いころに、もっと知識を持っていれば、産めていたかもしれない』と」。

「35歳以上の高齢出産にはいろいろとリスクがあるらしい」ということは、よく聞く話だが、実際のところはどうなのだろう。

「高齢出産の場合、若い人と比べ、妊娠高血圧症候群などのトラブルも起こりやすく、妊娠中の受精卵の染色体異常の発生率も高まります。また、分娩のリスクも高くなるため、帝王切開率も高くなります。しかし、こうした出産のリスク以上に問題なのは、加齢とともに不妊率が上がること、つまり、そもそも「妊娠しにくくなる」ということなんです」(詠田さん)

◆卵の数は毎月300個減っていく

詠田さんは、「まず、『卵の数は毎日毎日減っていく』っていうことを知ってほしい」と話す。卵子の元となる卵(原子卵胞)は、お母さんのお腹の中にいる胎児の時、700万個も作られる。その数は、生まれた時点で200万個になり、初経を迎える12―13歳では30万個程度に減ってしまう。その後は減る一方で、増えることはない。

「初経を迎えて30万個からのスタートですが、実は、毎月、数百個ずつ捨てているんです」(詠田さん)。毎月1個の卵子を排卵するために、3か月前から300個ほどの卵(原子卵胞)を用意、厳しいオーディション(?)を経て、選ばれた1個の卵子を排卵する、という仕組みになっている。

毎月300個の卵(原子卵胞)が無くなっていくということは、1年で数千個が減っていくことになる。これが、『卵の数が減っていく』ということだ。

ちなみに、卵(原子卵胞)が残り5万個となった頃に、閉経するようになっているという。日本女性の平均閉経年齢は50歳だが、個人差もあるので、卵(原子卵胞)の数が多ければ閉経時期は遅くなるし、少なければ、40代で閉経することもある。といっても、妊娠の年齢リミットは単純に卵(原子卵胞)の数だけで決まるわけではない。

◆32歳以降、卵は出し惜しみされる

妊娠の年齢リミットには卵(原子卵胞)の数だけでなく、質の問題も関わってくる。

実は、毎月、排卵のために約300個の卵(原子卵胞)が用意されるのは32歳頃まで。その後は徐々に「卵巣が出し惜しみをし始める」(詠田さん)という。37歳頃になると、3か月前に用意される卵(原子卵胞)は100個。40歳では50個、と排卵のためのオーディション参加者はぐんと減ってきてしまう。「これは、加齢とともに、卵の数が減るだけでなく、質の変化、つまり卵子が年を取るからなんです」(詠田さん)。

卵子の元は、母親の胎内で作られた日から、カプセルのような細胞の中に1つ1つ格納され、酸素や栄養を投与されながら、排卵する日を待ち続けている。この卵が劣化しないようにお世話しているのが細胞内のミトコンドリア。ミトコンドリアはいわば生命エネルギーの源のようなものなのだが、なんと、このミトコンドリアが年を取り、働きが悪くなるために、卵子の質が落ちてしまうというのだ。

卵子の元は、排卵のため卵子になる課程で「減数分裂」という染色体数を半分にする細胞分裂をしなくてはならない。ところが、ミトコンドリアが年を取っていると、エネルギー不足で、ついミスをして染色体が不完全な卵子となってしまうことが増える。卵子に染色体異常があった場合、受精や着床をしないか、妊娠してもほとんどが流産となる。35歳を超えると流産が増え、妊娠しにくくなるのはこのためなのだ。

日経ウーマンオンライン(日経ヘルス)より

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