運動不足は精子減少の元?!

こんにちは。
台風が近づいていますね。
急に湿気が多くなり、汗が出やすくなっています。
小まめにタオルで拭くなど、汗をかいた後体が冷えないように気を付けましょう。

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暑いと涼しい部屋の中でテレビでも見ていたくなります。
運動不足の人にとっては、夏の暑さは大敵ですね。
さて、運動不足でよく問題視されるのは肥満ですが、肥満以外にも問題があるようです。
なんと、精子の数が運動不足に影響されるという研究が発表されています。

カウチポテト族は精子が少ない

最近発表された研究によると、テレビを長時間見るカウチポテト族は、毎週適度な、あるいは激しい運動をする男性に比べて、精子の数が少ないという。

精子の数は精液の質を示す1つの尺度だ。不思議なことに、アメリカ人男性の精液の質はここ数十年で低下している。精子数の減少は、不妊に関係するだけでなく、その後の精巣腫瘍(睾丸癌)、前立腺癌、心臓血管系の問題の発生とも相関関係を持つ。

この研究を率いたハーバード大学公衆衛生大学院の大学院生(栄養学)オードリー・ジェイン・ガスキンズ(Audrey Jane Gaskins)氏によると、「生活習慣が精液の質にどう影響するかについては、ほとんど何もわかっていない」という。

運動とテレビ視聴という、自分で変えることのできる2つの行動が「精子の数に大きく影響する可能性があるという発見は、非常に刺激的だ」とガスキンズ氏は話す。

ガスキンズ氏らはこの研究で、189人の若い男性(大半はニューヨークのロチェスター大学の学生)を集め、身体を動かす活動や、食事、ストレスなど、生活習慣上の因子に関して、質問票に記入してもらった。各被験者はそれから、医療施設内で精液のサンプルを提供した。

その結果、週に15時間以上運動していると回答した人は、週に5時間以下しか運動しないよりも、精子の数が73%多かった。また、週に20時間以上テレビを見る人は、テレビをほとんどあるいは一切見ない人よりも精子の数が44%少なかった。 「非常に印象的な違いだ」とガスキンズ氏は話す。

カウチポテト族の精子が減少する理由は不明だが、ガスキンズ氏によると、2つの説があるという。1つは、運動をすることで体内で作られる抗酸化酵素が増え、酸化ストレスという自然のプロセスで細胞膜が傷つくのが防止されるという説だ。細胞膜が傷つくと、新しい精子の生産が阻害される。

もう1つの説は、少々議論の種になっている。テレビを見ているときは身体で陰嚢が圧迫され、熱を帯びて精子の生産が阻害される可能性があるというのだ。

ストレスや生活環境が精子の質に影響するという話は広く知れ渡っていますが、研究が進むにつれ、これから新たな事実や確証がまだまだ出てくるのでしょう。
大変興味深いですね!

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