妊娠初期に血液検査で胎児の性別が判定可能
こんにちは。
6月に入りましたが、各地で菖蒲まつりが開催されていますね。
都内では葛飾区・堀切の花菖蒲が、江戸名所の一つとして古くから知られておますが、花菖蒲の種類は約200種6,000株におよびます。
見頃は6月下旬頃までなので、美しい菖蒲園に足を運んでみるのもいいですね。
さて、妊娠初期の血液検査で性別の判定が可能となったようです。
韓国の病院が技術開発、妊娠初期の血液検査で性別判定―中国報道
韓国・国民日報の30日付の報道によると、韓国第一病院妊娠部は妊娠初期(第1~12週)の血液検査で胎児の性別を調べる技術を開発した。特に筋ジストロフィーや血友病、網膜色素変性症など、X性染色体の遺伝性疾患を持つ妊婦で検査の成功率が高いという。中国・央視網が伝えた。
現在、胎児の性別判定は絨毛採取や羊水採取によって行われる。韓国第一病院妊娠部と遺伝学研究室の研究チームは妊娠11週を過ぎないと性別判定ができない状況から、妊娠初期での判定を可能にした。
研究員によれば、母体から非メチル化状態にある胎児のDNAを採取し、母体に占める非メチル化DNAの比率を調べることで胎児の性別が分かる。試験的に203名の女性の血液を調べたところ、正確性は100%だったという。
研究員は「筋ジストロフィーなどX染色体の遺伝性疾患を持つ妊婦が男児を出産した場合、発病率は50%となる。そのため妊娠初期の性別判定は非常に重要だ」と説明した。
通常、胎児の見分けやすい外性器の分化は妊娠12~13週ごろに完成しますが、エコーで胎児の性別がはっきりと性器で区別できるのは7~8ヶ月頃です。
この検査では、妊娠初期の第1週~12週頃に血液検査で胎児の性別が分かるため、通常よりとても早い段階で性別の判定が出来ますね。
しかし、この検査により胎児の性別が判明した場合、新型の出生前診断と同様に人工中絶を選択し、中絶が増大する等の懸念もあるのではないでしょうか。