乳がんも切らずに治せる?!重粒子線治療

こんにちは。
5月も下旬になり、晴れた日の昼間は、半袖でも過ごせるような日も増えてきました。
そろそろクールビズを実行している会社も多いのではないでしょうか?
上手に温度調節をして、節電を心がけたいものですね!

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さて、乳がん予防のために乳房切除手術を受けたアンジェリーナ・ジョリーのニュースが最近話題になりましたが、重粒子線による「切らない乳がん治療」の研究が進んでいるそうです。

乳がん「切らず完治」へ 重粒子線治療の臨床試験

放射線医学総合研究所(千葉市)は今月、乳がんに対し、切らずに完治を目指す重粒子線治療の臨床試験を始める。

 
従来の乳がん治療は、手術と放射線・薬物治療の併用が一般的だが、同研究所は「持病のために手術できない人や、手術を望まない人などに、体への負担が少ない治療の選択肢が広がる可能性がある」としている。

 
重粒子線は、がんに強力なエネルギーを集中させられる特殊な放射線。同研究所によると、現在治療を行う施設は世界で6施設だけ。うち3施設が日本にあり、骨軟部腫瘍、肺がん、肝臓がん、前立腺がんなどに用いられているが、乳がんの完治を狙うのは初めてという。

 
近年、欧米で照射範囲を絞った放射線治療の有効性を示す研究報告が増えたことや、がんへの照射位置がずれないように柔らかい乳房を固定する装具が開発されたことなどにより、乳がんへの応用が計画された。

重粒子線治療では、ピンポイントでがん部位に対してダメージを与えることができ、周辺の正常部位への影響が従来の放射線治療よりも少なくできます。
そのため、様々な分野での応用が期待されています。

現在重粒子線治療が行えるのは世界に6施設しかないとのことですが、そのうちの3施設が日本にあるのはすごいことですよね。
しかし、重粒子線治療には300万円以上の費用がかかるため、患者の費用面での負担がネックです。
重粒子線医療を含む先進医療には、健康保険が適用されませんので、希望する患者は自分で費用を負担しなくてはなりません。

費用面での負担をどう軽減するかが、今後の課題と言えるのではないでしょうか。
治療を希望する患者に手が届く範囲の費用で治療が受けられるようになるよう、保険適用とするなど、今後制度上の改善が待たれるところですね。

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