40歳以上の女性の半数以上が更年期障害の悩み
こんにちは。
日中は大分暖く気分は春なのですが、急に冷え込んだりするのでまだまだ油断はできません。
寒暖の差で風邪を引く方も多い季節ですから、お出かけの際は十分気を付けてくださいね。
さて、今日はこんなニュースをご紹介します。
日本最大級の病院検索サイト、医薬品検索サイト、医療情報サイトを運営する総合医療メディア会社の株式会社 QLife(キューライフ/本社:東京都世田谷区、代表取締役:山内善行)は、飯田橋レディースクリニック院長・岡野浩哉先生監修のもと、40歳以上の女性を対象に、『更年期障害とその症状』に関する調査を実施。全国の40歳以上の女性にインターネットでアンケートを行い、3888人から回答を得た。40歳以上の女性の過半数が更年期障害の症状や不定愁訴など何らかの不調に悩んでいるものの、家族にも相談できず、病院を受診していないことが今回の調査から分かった。「我慢」や「そのうち治る」と多くの女性は考えているものの、日常生活への影響は大きい。また、一部ではあるが「更年期障害は何科で受診したらいいか分からない」といった意見もあった。一方、病院受診した患者の多くは症状の改善を実感している。加えて、更年期障害を疑い受診したことをきっかけに他の大きな病気が見つかるケースもあり、症状の有無に関わらず、40代以降の女性にとって、婦人科のかかりつけ医を持つことは健康なポストメノポーズを迎えるにあたり、必要なことであろう。
【調査結果概要】
1)40歳以上の女性の過半数が不定愁訴やなんとなく不調に悩み、日常生活にも影響している
40歳以上の女性の54.7%が、3年以内に不定愁訴やなんとなく不調を感じている。 症状は「肩こり、腰痛、手足の痛み」「疲れやすい」「顔がほてる」「汗をかきやすい」が多く、 過半数が日常生活になんらかの影響を及ぼしている。
2)症状について誰にも相談していないが約40%、病院受診しているのは4人に1人の24.6%
更年期障害の症状についての相談相手は「友人・知人」が最も多いが、38.7%が「誰にも相談していない」と回答。加えて、病院を受診したのは患者全体の24.6%にとどまり、「我慢できる」 「そのうち治る」という理由で受診していない患者が多い。
3)婦人科を中心とした病院受診で3人に2人は症状の改善を実感
病院受診者の過半数が婦人科を受診。「ホルモン剤」「漢方薬」などを処方され65.6%が症状の改善を実感している。一方、病院未受診者はサプリメントや市販薬を服用するも改善を実感しているのは約3割にとどまる。
4)HRT(ホルモン補充療法)経験者の多くが症状改善を実感している
HRTの経験者は婦人科受診者の約3割にとどまっている。しかし、HRTを行った患者の 80%近くが症状の改善を実感している。
40代で初産を経験する人も増えていますが、体の変化は女性にとっては切実な問題です。
「なんとなく不調」という感覚は誰でも覚えがあると思いますが、治療によって改善を実感できるケースも多いようです。
適切な治療で快適に毎日を送れるなら、積極的に婦人科を利用したいものですね。