iPS細胞のストック計画が2月から始動

おはようございます。
外の空気は冷たいですが、お天気のよい日中には、なんとなく春の気配も感じるようになりました。
1月も明日で終わり、春が待ち遠しい季節ですね!

さて、今日は、ノーベル賞を受賞した山中教授によるiPS細胞研究に関する最新ニュースをお届けします。

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iPSストック計画 来月始動…山中教授が方針

様々な組織の細胞に変化できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)の開発でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥・京都大教授(50)は27日、移植治療への使用を前提としたiPS細胞の作製を2月から始める方針を明らかにした。

山中教授が所長を務める京大iPS細胞研究所では、他人に移植しても拒絶反応が起きにくいiPS細胞を複数作って冷凍保存しておく「iPS細胞ストック」の構築を計画しており、実現に向けた第一歩となる。

山中教授は神戸市内で開かれたシンポジウムで、ノーベル賞受賞後としては国内で初めて講演。「iPS細胞を一人ひとりから作るのは大変な時間とお金がかかる。(計画が実現すれば)徹底的に品質管理し、できるだけ安全なものにできる」と意義を強調した。

同研究所によると、他人と適合しやすい特別な細胞の型を持つ人からiPS細胞を作り、75種類の型をそろえれば、日本人の80%に対応でき、患者に適合するiPS細胞から必要な組織の細胞を作って移植できる。1種類で20%の日本人に移植可能な型を持つ人が見つかり、協力の申し出があるという。早ければ2月上旬にも京大病院で採血を行い、作製を始める。

万能細胞と呼ばれるiPS細胞をストックしておくというこの計画で、現在治療が難しい病気にも道が開けるかもしれません。不妊治療にも、こういった技術が活用されれば、患者にとっては大きな希望になりますね。

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