乳がん検査、マンモグラフィと超音波の違い

おはようございます。
もうすぐ3連休ですね。
今年は、シルバーウィークといってもそれほど大型連休ではないですが、楽しみですよね。
暑さも和らいで気候も良い時期にみなさんはどちらへ行かれますか?

cancer

さて、本日は、会社の検診などでも義務付けられているところが多い、乳がんの検診方法についてお話ししたいと思います。

現在、国のがん対策として行われている検診は「対策型検診」といって、死亡率を下げる科学的根拠があり、症状のない人が安全で簡単、安価で受けられる方法が用いられています。
一方、人間ドックなど自費で受ける検診は「任意型検診」といわれる健康管理を目的とする個人へのサービスという位置づけで行われ、中には死亡率を下げる科学的根拠が明確でない検診も行われています。

乳がんの対策型検診として推奨されているのは、40歳以上の人に2年に1度のマンモグラフィ+視触診です。
しかし、マンモグラフィは、比較的若い年代に多い乳腺密度の濃い乳房では全体が白っぽく写るため、本来白く写る病変が隠れて見つかりにくいという弱点があります。
乳腺密度の濃い乳房をマンモグラフィで検査するのは、とても難しくなります。

それを補う検査として期待されているのが、乳腺密度に関係なくしこりを写しだす超音波検査です。
超音波検査は小さな浸潤がんを発見しやすいことから、死亡率を減少させる効果が期待できます。

乳腺密度の高い人は、2年に1度、マンモだけでなく超音波を加えるとより安心になります。
この場合、超音波検査は自費(3000~5000円程度)ですが、自治体検診の際に申し出れば、マンモと一緒に検査してくれる医療機関もあるので、確認をしてみてはいかがでしょうか。

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