卵巣年齢ってなに?

最近、マスコミでも、卵子老化をようやく取り上げるようになってきましたね。
弊社では、当ブログを通して、卵巣機能が年齢の影響を受けるものであり、女性の人生設計には卵巣機能が年齢と共に低下することを考慮に入れることが重要であることを、度々お伝えしてきました。
卵巣機能と年齢の関係は、子どもを望む女性なら、知っておいて損はありません。

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皆さんは、卵巣年齢という言葉、聞いたことがありますか?
同じ年齢でも若く見える人、そうでない人がいるように、卵巣の年齢にも、個人差があります。卵巣の年齢は、妊娠の確率に大きく影響します。では自分の卵巣年齢を知るには、どうすればいいのでしょうか?


巣年齢の検査としては、血液中の「AMH(抗ミューラー管ホルモン)」の測定があります。AMHは、卵子の成長過程で分泌されるもので、その測定値と発育
卵胞の数が相関します。通常、発育卵胞の数は25歳~30歳をピークに加齢とともに減少し、同時に血液中のAMH濃度も減少していきます。AMH濃度を測
定することで、残存する発育卵胞の数が測定でき、それにより卵巣年齢が何歳くらいか測定することができるのです。

妊娠率は年齢の上昇とともに低下し、逆に流産の発生率、染色体異常の発生率、ダウン症の発生率は上昇していきます。
この確率を左右しているのが、卵子の質であり、卵子を作り出す卵巣の年齢なのです。

卵巣の年齢は加齢に大きく影響されますが、加齢以外にも卵巣年齢を老化させる要因としては、以下のようなものが考えられます。

・喫煙
・体重異常(肥満、痩せすぎ)
・運動不足
・ストレス
・不規則な生活習慣

加齢は避けることができませんが、喫煙を避け、適度に運動をし、ストレス解消を心がけ、規則的な生活を送ることで、卵巣の老化をある程度予防することは可能です。
残念ながら一度老化してしまった卵巣を若返らせることはできません。働く女性の中には、「今はまだ子供は無理だけど、いずれは・・・」と考えている方が多く いらっしゃいますが、加齢による影響は妊娠の可能性を大きく左右するものです。
AMH検査は自費診療になるので、1~2万円程度かかりますが、いずれは出産したい、と計画されている方は、今の自分の卵巣年齢を把握して、今後の人生設計をご検討されることも、重要ではないでしょうか?

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