5月31日は「世界禁煙デー」
こんにちは。
今日、5月31日はWHOが定めた「世界禁煙デー」で、世界各国で禁煙をテーマに様々なイベントが行われました。
WHOのテーマは「たばこ産業の干渉を阻止しよう(Stop Tobacco Industry Interference)」で普及啓発を積極的に行い、日本では「命を守る政策を!」をテーマにたばこが健康に与える悪影響等について、一人一人が身近な問題としてとらえ、継続して取り組んでいけるようなたばこ対策の推進を図りました。
タバコは悪影響を与える要素がたくさんありますが、妊娠を望まれる方にも喫煙は大敵です。
喫煙は妊娠中の赤ちゃんに悪影響を与えるだけではなく、喫煙する女性は、喫煙しない女性に比べて不妊となりやすくなります。
また、喫煙は卵巣機能を低下させ、女性ホルモン、特に卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌を減少させ、卵巣の中の卵胞の発育を妨げます。
男性の場合、タバコが与える悪影響として、精巣の機能が低下が挙げられます。
精巣機能が低下すると、頭の小さい精子(小頭精子)の発生率が高まり、運動率や受精能力が著しく低下してしまいます。
また、受精前の男性の喫煙は、精子の遺伝子や染色体の異常をお越し、胎児の器官形成に異常を発生させることが様々な研究で明らかになっています。
必ずしも喫煙が先天異常を引き起こすというわけではありませんが、受精能力の低下が認められている以上は、禁煙することをお勧め致します。
タバコは体に何も良いことはありません。
産まれてくる赤ちゃんにも、受動喫煙はよくありません。
不妊治療をきっかけに、将来のためにも1日でも早く禁煙できるよう夫婦で協力して取り組みましょう。