卵巣から取り出した幹細胞から卵子ができる?!
こんにちは!
日中は春の気配も感じられる今日この頃、梅の花も見頃を迎えています。
銀座の街ではひな祭りのお菓子を並べているお店も多く、店先からも春の訪れを感じますね。
さて、今日は、ハーバード大による幹細胞研究のニュースです。
成人卵巣から卵子のもと=定説覆す研究、米ハーバード大―確認なら不妊治療応用も
若い大人の女性の卵巣に存在する幹細胞を採取して培養し、卵子のもとの卵母細胞を生み出すことに成功したと、米ハーバード大のジョナサン・ティリー教授らが26日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。
男性は思春期から精巣で精子が作られ続けるが、女性の場合は卵巣で卵母細胞が作られるのは誕生前に限られ、大人になって作られることはないと考えられている。ヒトと同じ哺乳類のマウスも同様だが、ティリー教授らは2004年、この定説を覆し、成体の雌マウスの卵巣には卵母細胞を生み出す幹細胞が存在すると発表。真偽をめぐり論争が続いていた。
今回の研究成果が他の研究者の追試で確認されれば、ヒト卵子の詳しい形成過程の解明に役立つほか、将来は不妊治療への応用が期待される。
自分自身の卵巣から取り出した幹細胞から卵子を作ることができれば、卵子が原因で不妊に悩む多くの患者にとって新たな治療が可能になります。
弊社が行っているような、第三者からの卵子提供という手段に頼らず、自身の細胞からできた卵子での胚移植が行えるようになるかもしれません。
今後の研究成果が期待されますね!