野田聖子議員、生殖医療の法整備に意欲

こんにちは!
お盆を前にして、東京には猛暑が戻ってきました。
夏祭りの季節なのか、週末は、銀座の街でも浴衣の女性を見かけました。
浴衣姿はなんとも涼しげで、夏らしくて素敵ですよねー。

さて、週末の読売新聞で、野田聖子議員のインタビュー記事が掲載されていました。
卵子提供による妊娠の公表から、出産後の状況や、母親となった野田さんの政治家としての決意を語っています。

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妊娠12~3週に、お子さんに異常があることが分かったそうですが、羊水検査を受けず、どんな障害をもって生まれてきても、育てる覚悟でお子さんを産んだそうです。生後5か月までに、5回も手術をし、今後も手術をうける予定ということですが、「いつ急な別れが来るかもしれない」という気持ちで子育てをしているという野田さんの言葉に、母親の強さも感じます。

インンタビューの中で、子育ての楽しさ、喜びを語っている野田さんですが、一方で、政治家としての意見も述べています。
子どもを産んでみて、政治家として何をしていくべきか、についても、思うところもあったようです。
少子化対策について、また、生殖医療の法整備について、彼女がこれから目指していくことを語っています。

なかでも、法整備についての野田議員の意見には、深く共感を覚えるものがありました。
野田さんは、このように述べています。

法律で「すべての出自の子供を実子とする」とすれば、卵子提供であろうと、代理出産であろうと、養子であろうと、みんな一律、自分の子供となるのに、法律がそうなっていない。国に悪意があるから、国民に(子供への)差別感ができてしまいます。

「子どもを持ったら、総理大臣を目指す」と公言していた野田さんですが、生殖医療の法整備についても意欲的に取り組んでいるとのこと。
卵子提供、代理出産をご提供している私たちも、現在の日本の法制度と、生殖医療の力を借りなければ子どもを授かることのできない患者の現状との間には、常に矛盾を感じています。
卵子提供という方法でお子さんを授かって母親となった野田さん自身が、身をもって生殖医療と法制度の矛盾は感じられたことだろうと思います。
他の方法では子どもを授かることができない患者たちが、後ろめたい思いをして治療を受けなければならないような日本の現状は変わらなければならない、と弊社は考えています。

どんな思いで患者が治療を受けているのか、どのような人たちが、卵子提供や代理出産を必要としているのか。
このブログを通して、患者の生の声も、伝えて参ります。
今後とも、ご声援、よろしくお願い致します。

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