妊娠率を高める食事とは?
みなさん、おはようございます。
平年より早く梅雨入りを迎えた関東地方ですが、梅雨前線が北上する気配はまだないとのこと。
湿気の多いこの季節、体調管理には気をつけたいですね。
さて本日は、食生活と妊娠率の関係に関してお話させて頂きたいと思います。
複数の研究で地中海料理特有の食生活をおくっている夫婦は、体外受精や顕微授精の治療成績が良好であることが、オランダ国内で研究で明らかになったそうです。
体外受精や顕微授精を受けている161組の夫婦を対象に、採卵か精液採取時に、食物摂取頻度調査のアンケートを渡し、過去4週間に食べた食品とその摂取頻度について回答してもらい、胚移植の日に提出してもらったところ、大変興味深い結果になったとのことです。
地中海料理を摂る傾向が高い食生活パターンの夫婦は、体外受精や顕微授精の妊娠率が40%と高かったこそうです。
しかし、一般的に健康的な食生活を送っている夫婦に、妊娠率の高まりは見られなかったとのことなのです。
妊娠率の高かった夫婦に共通していたのは、「地中海料理」を摂るように心がけているという回答でした。
地中海料理の大きな特徴に、オリーブオイルを豊富に使うこと、そして、野菜や果物、魚、豆類が多く、赤みの肉や加工食品はあまり多く摂取しないとのことです。
このような食生活は、必須脂肪酸やオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の摂取バランスがよくなり、生殖ホルモンのバランスを整えると考えられており、それぞれの脂肪酸は、体内のさまざまな機能をコントロールする物質に変化し、相反する働きがあり、炎症が起こりにくくなり、子宮内膜の着床環境が向上するとの研究結果もあるそうです。
私たちが毎日必要とする食事ですが、どんなものを、どのように食べるのかによって、妊娠率は左右されるのですね。
皆様も日々の食生活に地中海料理のエッセンスを、とり入れてみられてはいかがでしょうか?