十分な睡眠で妊娠しやすい体づくり?
みなさんおはようございます。
6月に入り1年の半分が過ぎようとしています。
夏本番まであと少し、そろそろ春のお洋服はしまって夏服の準備をしたいですね。
さて本日は、睡眠と妊娠に関してお話しさせて頂きたいと思います。
私たち、人間は、太陽がのぼり、明るくなると、活動的になり、日が沈んで、暗くなると、眠くなるという、“昼行性動物”です。
私たちの生活は、太陽の光に支配されているというわけですが、そこには、“睡眠ホルモン”と呼ばれる「メラトニン」が介在しています。
実はこの「メラトニン」が、生殖医療においても注目されつつあります。
実はこの「メラトニン」が、生殖医療においても注目されつつあります。
メラトニンと卵の質の関係とは?
様々な研究により、メラトニンが卵胞内で抗酸化物質として働き、卵を保護していると言われており、メラトニン投与が実際に卵の質を改善、受精率や妊娠率の向上につながると考えられています。
つまり、メラトニンの成分が卵胞液中で卵を守っていると考えられ、実際にメラトニンを人工的に摂取することで、受精率や妊娠率がよくなることが多数の医師や研究者の中で確認されています。
しかしながら、不妊治療でのメラトニンの有効性については、未だ研究途上にあることも事実です。
また、メラトニンは、アメリカでは、サプリメントとして認められていますが、日本では、認められていないことから、個人輸入などで簡単に入手できますが、ビタミンなどと違って、ホルモンなわけですから、安易に利用することはお勧めできず、医師との相談が必要です。
メラトニンの働きを高める生活法とは?
そもそも、メラトニンは睡眠ホルモンですので、人工的に摂取しなくとも、メラトニンの分泌をよくするライフスタイルを取り入れることが出来ればいいですよね。
それでは、どのような事に気をつければメラトニンの分泌を活性化させることができるのでしょうか?
1, 夜は12時までに寝る
メラトニンの分泌は、午前0時から午前2時の間にピークになるので、遅くとも夜は12時までにベッドに入ることです。
2, 夜は暗くして寝る
夜でも照明などで明るくしているとメラトニンの分泌が抑制されますので、暗くして寝ることで、メラトニンがしっかりと分泌されます。
3, 朝は決まった時間に起きる
朝は決まった時間に起きることで睡眠のリズムが整いますので、前夜にどうしても夜更かしせざるを得なかった場合でも、いつもと同じ時間に起きることが大切です。
4, 目覚めたらかならずカーテンを開ける
朝に光を浴びることで、メラトニンの分泌が完全に止まり、メリハリをつけることができます。
いかがでしょうか?
メラトニンを活性化させることの出来る睡眠とは、規則正しい生活のリズムと言え、日々の少しの心がけで、改善出来そうですよね。
当たり前で、シンプルなことほど、その効果は強力ではないでしょうか?
多くの研究から「睡眠ホルモン」メラトニンが卵を守っているとの研究結果が得られており、“寝る子は育つ”、ならぬ“寝ると卵は育つ”ということなのかもしれませんね。