女性に知ってほしい「出産適齢期」

おはようございます!
今週は寒い日が続いていますが、昨日帰宅途中で、梅の花が咲き始めているのを見ました。寒いなかにも春の訪れを感じると、ちょっと嬉しくなりますね。

Noda


さて、先日お子さんを生んだ野田聖子議員について、メディアでも多く取り上げられていました。批判も覚悟の上で、ひとりの女性としての体験と、政治家としてのご自分の考えを公の場で話しておられる姿勢には、敬意を覚えます。

あまり知られていませんが、野田議員のように、高齢により卵子が老化し、出産が難しくなるケースというのは、実は大変多いのです。女性が社会進出を果たし、女性の生き方の選択肢が増えたことによる結果とも言えるでしょう。
仕事を一生懸命にしてきて、結婚が遅くなり、結婚したのに子供がなかなかできない。そんなご夫婦は、日本中にたくさんいます。
野田議員は、読売新聞のインタビューで、こんな風に話しています。

野田聖子さんインタビュー

26歳で県会議員になって、「自分の幸せでなく、有権者のために働け」と言われ続けました。40歳になって、やっと前の夫と出会った。その時、無知だったので、生理が毎月あるから子供ができるはずと考えていたけれど、体のほうは遅すぎた。

一番妊娠にいい時期は、18歳から22歳ですよ。36歳を過ぎると妊娠が難しくなる。そんなこと、学校でも教えないから、私は気がつかなかった。

優先順位なんかつけてはいけなかったけれど、もっと自分の体を知っていれば、周りや有権者に何を言われようと、「子供を産むには、この時期を逃せない」と説明できたけど、それをしないでここまで来てしまった。それは若い人に繰り返してほしくない過ちです。

だって、不妊治療はお金がかかるわ、精神的にへこむわ、いいことないですもの。私みたいなタフな女でも相当へこむ。体外受精は、失敗するたびに女性としての能力を否定されるわけです。最初の結婚で、私はそれを14回やったけれど、思い出すだけで吐き気がします。

野田さんが言うように、多くの女性は「生理があれば子供が生める」と考えがちです。しかし、実際はそうではありません。

40歳を超えたアナウンサーやタレントなどの出産を、メディアは大きく取り上げますが、そのようなニュースに触れていると、高齢出産も難しくないことのように見えます。しかし、実際には、成功しないひとの方が圧倒的に多い、という事実は、私たちには伝わってきません。

女性が男性と同等に働けるのは、もちろんよいことには違いありません。ですが、そのために、女性が犠牲にしているものも、あるのではないでしょうか?

36歳を過ぎると妊娠が難しくなる。そんなこと、学校でも教えないから、私は気がつかなかった」と野田さんは語っていますが、不妊治療を開始して、初めてその事実を知る女性が圧倒的に多いのです。しかも、残念ながら日本国内においては、自分の卵子での妊娠ができなければ、子供を持つことができない、という現状があります。弊社に相談に来られる方の中にも、自分の卵子ではお子さんを授かることができないが、どうしても家族を持ちたい、という切実な願いを持って、卵子提供を希望される方が本当に多いのです。

弊社はこのブログを通して、妊娠・出産には年齢的な制約がつきまとうことを、度々お伝えしています。

このことを、若い女性たちにもぜひ知って頂き、後悔のない人生設計をしてほしい、と願っています。

 

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