増える性感染症、正しい知識で予防を!- 性感染症シリーズ Vol.1
近年、性感染症にかかる方が増えています。
性感染症って、どんなものなんでしょう?今日から何回かに分けて、性感染症についてお伝えしていきたいと思います。
性感染症というのは、性交渉やキスなどの性行為によってうつる病気の総称です。その多くは、性交渉の際に性器と性器が直接触れ合うことで感染しますが、オーラルセックスでクラミジアや淋菌などの病原体が口やのどにうつることもあります。
性感染症と言っても、性行為とは別のルートで感染する場合もあります。たとえば、エイズウィルス(HIV)や肝炎ウィルスは、輸血、血液製剤の使用、注射針の使いまわしなどによって感染することがあります。また、母子感染といって、お母さんから赤ちゃんに感染することもあります。
性感染症と呼ばれるものには、以下のようなものがあります。
・梅毒
・淋菌感染症
・クラミジア感染症
・毛じらみ症
・尖圭コンジローマ
・ウィルス性肝炎
・トリコモナス膣炎
・性器ヘルペスウィルス感染症
・HIV感染症/エイズ
最近若年層にも広がっているといわれる性感染症ですが、不妊の原因となる場合もあります。自覚症状がでにくいものもありますから、若いうちから性感染症について正しい知識を持ち、予防することは、将来のためにも、とても大切なことです。