排卵誘発剤って、どんなもの?

おはようございます!
4月もいよいよ後半になり、ゴールデンウィークが近づいてきましたね。そろそろ休暇の予定を立てている方も多いのではないでしょうか?今年は5連休ですから、ちょっと遠出もできそうですね!

さて、今日は、排卵誘発剤についてお伝えします。言葉は聞いたことがあっても、実はどんなものか良く知らない方も多いのではないでしょうか?

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不妊治療で代表的なものに、排卵誘発剤の投与があります。排卵誘発剤には、内服薬と注射薬があります。排卵誘発剤の仕組みは、以下のようなものです。

薬によって脳に戻る卵巣ホルモンの流れを遮断し、脳に卵巣ホルモンの不足状態と認識させる

その結果、下垂体ホルモンが増え、卵子の発育が促進される

これにより卵巣ホルモンが増えるが、流れは遮断されたままであるため下垂体ホルモンは増え続け、卵子の発育はさらに促され、排卵に至る

不妊治療では、まず排卵の状態を調べますが、自然に排卵が行われているけれど妊娠しない人や排卵が不安定な人には、軽めの排卵誘発剤を使用します。内服薬が用いられるのはこのような場合です。一定期間医師の指導のもとで服用し、排卵の状態をみます。代表的なものはクロミッドですが、こちらは月経周期約3~5日から飲み始めて5日間服用致します。

それから、無排卵の人や卵胞が成熟しにくい症状の人には注射を使います。代表的なのは、ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法)です。注射は効果も強いですが、副作用も少なからずあります。また、不妊症の治療のために排卵誘発剤を使って複数の卵胞が排卵されると、双子や三つ子といった多胎妊娠をする可能性があります。

経口薬・注射のうちいずれが適しているかは症状によって異なります。信頼の置ける医師に相談して、治療を開始することをお勧めします。

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