日本の医者と海外の医者は違う？
日本国内の医師不足の問題が叫ばれて久しいですが、患者の検査画像の診断を海外に委託するサービスが始まっているそうです。民間の会社が提供しているこのサービス、中国の医師に診断を委託していますが、これに対して日本の学会は、「日本の医師免許を持つ者が診断を行うべき」との指針を作成し、海外への委託に反対しています。
このニュースを見て不思議に思ったのは、海外の医師と、日本の医師とは、何が違うのだろうか、ということです。
弊社は海外の病院と提携しておりますが、弊社が提携している病院の医師は、技術も高く、人間的にも信頼のおける医師たちです。そういった医師のもとには、国境を超えて、世界各国から患者が集まります。もちろん、海外にも、信頼のおけない医師はたくさんいます。しかし、それは日本でも同じではないでしょうか。医師免許を持っているからといって、必ずしも皆信頼できる医師かというと、そんなことはありません。
私は日本で病院にいく際には、事前に患者の口コミ情報や病院の評判を調べてから、診察を受けることにしています。日本の病院にいる医師にもいろいろな方がいますから、「日本の医師免許を持っている」からといって、無条件で信頼はできるわけではありません。
「中国の医師」の診断だから、「日本の医師免許を持っている医師」の診断より信頼できない、というのは、単にイメージの問題ではないでしょうか？中国の医師資格と日本の医師資格がどれほど違うのか、このサービスによる診断が正確なものなのかを調査してから結論を出してもよいのでは、と思います。
