着床率を高めるSEET法って?
おはようございます!
昨日は関東地方でも雪が降りました。関東では、毎年3月には一度雪が降って、その後急に暖かくなる気がします。昨日は夜帰宅途中に、雪の中で咲く梅を見ました。雪の中で咲く夜の梅は、とってもきれいでしたよ!
さて、今日は、胚移植の方法のひとつ、SEET法についてお伝えします。
SEET法(Stimulation Endometrium Embryo Transfer:子宮内膜刺激胚移植法)は、二段階胚移植法で有名な神戸の英ウイメンズクリニックで考案された方法で、医療特許を取得しています。
SEET法は、以下のような手順で行われます。
(1)採卵後、体外受精または顕微授精を実施
(2)5日間胚を培養
(3)胚盤胞と胚盤胞が入った培養液を別々に凍結
(4)凍結胚盤胞移植を実施する周期に、胚移植の2日前に胚盤胞が入っていた培養液のみを子宮腔内に注入
(5)培養液を注入した2~3日後に胚盤胞を1個移植
ポイントは(4)の実施です。胚盤胞から分泌された因子が含まれた培養液を子宮腔内に注入することで、子宮内膜が着床しやすい内膜に変わると考えられています。