しこりの硬さが分かる超音波診断法-エラストグラフィ

おはようございます!
昨日の暖かさもつかの間、今日はまた寒さが戻ってきました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいものです。
皆さんもお気をつけくださいね!

今日はエラストグラフィについてご紹介します。
エラストグラフィは、超音波検査で組織の硬さを画像化する技術です。主に乳がん検診に利用されています。

carcinome

現在乳がん検診は、マンモグラフィと超音波検査の2種類が主流ですが、乳腺が発達している40歳以下の女性には、マンモグラフィは適しません。このため、40歳以下の女性は、超音波検査が向いていますが、超音波検査は画像読影が難しく、正確な読影は医師や技師の経験に頼る部分が大きいと言われています。つまり、要精査率が高くなり、乳がんではないのに乳がんを疑われることが多くあるのです。

この欠点を補うのがエラストグラフィ(Ultra Sound Elastography:超音波組織弾性映像法)です。
エラストグラフィは、しこりの硬さを画像化し、周囲より硬い部分を青く表示します。がん組織が良性病変に比べて硬いことを利用して、がんを検出するのです。エストグラフィの導入により、要精査率は下がり、乳がんの発見率は高くなったというテスト結果もあり、今後の普及が期待されます。

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