ロキタンスキー症候群
ロキタンスキー(Rokitansky)症候群という疾患を聞かれたことはありますでしょうか?
日本でもこの疾患を知られていない方が多く、まずはこの疾患の説明を簡単にしたいと思います。
ロキタンスキー症候群とは、先天的に腟の一部、もしくは全部が無い状態のことで、約4000~5000人に1人の確率で発生する疾患です。そのうち95%は月経を起こしうる機能性子宮を持ちません。
正式名称はMayer-Rokitansky-Kuster-Hauser 症候群と呼ばれ、1838年に発表されました。
また子宮や卵管が先天的に無い場合でもロキタンスキー症候群であるという記事もありますが、厳密には詳しいことは調べがついていないとも言われています。
ロキタンスキー症候群の場合、子宮にも影響があるため、不妊治療や体外受精での妊娠がほぼ不可能に近いことがあります。
そのことから、ロキタンスキー症候群の方々は日本においては、お子様を諦める方向に考えてしまうことも少なくありません。
多くの日本人医師が代理出産に関与したがらないためです。
ホルモンは機能しているのに、また健康な卵子を採取できるのに、社会的にお子様を諦める方向にもっていく社会構造に問題はないのか。
また人権の見地に立っても、お子様を授かるということを本人が求めるなら、それを追及する権利は誰ににもあると思います。
弊社のミッションの1番目に、「日本の医療制度で救われない日本人患者のサポート 」というものがあります。
日本ではまだ解決策を提示されていない病が多くあり、ロキタンスキー症候群もその中の一つです。
弊社では代理出産プログラムをご提供し、ロキタンスキー症候群の方へ選択肢として、お子様を授かる方法をご提供できればと考えプログラムを開始いたしました。
欧米人だけではなく、日本人も同様に人生の選択肢を持つべきだと考えているからです。
尚、ロキタンスキー症候群の方が代理出産を行う場合、一般的に成功率は平均よりも良い数値確率になります。