日本の差別 -子供が産めない女性の権利とは-
こんばんは!
今日は年末ジャンボ宝くじの販売最終日。
弊社銀座オフィスの近くにある、銀座チャンスセンターでは見たこともないような長蛇の列でした。
今年最後の運を求める人々はやっぱり活気がありますね。
長野県の諏訪クリニックの根津院長は以前、「代理出産」という本を書かれています。
本の序章で、根津院長は子供が産むことが出来ない女性とハンセン病患者を比較し、日本における子供を産むことができない女性は、ある意味差別的環境に置かれていると述べています。
ハンセン病患者はらい病予防法や優先保護法の下に隔離され、日本社会から姿を消したような扱いを長年受けていました。
欧米がハンセン病患者を人として扱うようになった後でも、日本は差別し続け、ハンセン病患者が子供を産むものなら、強引に堕胎させるという、何とも恐ろしい扱いをしていたのです。
今になると、どうしてあんな扱いをしたのかと、小泉元首相が謝罪したように社会はハンセン病患者の権利を認め始めました。
代理出産もアメリカやインドでは以前から行われていますが、日本で子宮に支障があったり、摘出した女性が病院で代理出産の相談をしようものなら、酷い扱いを受けるということも珍しくありません。
ただただ、人として我が子が欲しい。それだけなのに、日本はそのような子供を産むことができない女性を差別し続けています。
日本人が他の日本人の幸せを考えず、差別するだけで良いのでしょうか?
人は助け合い、痛みを認識しあって生きるものです。
日本においての代理出産の必要性をより深く考えることを、社会やマスコミ、医者、政治家、全ての人々が行うべきたと思います。
代理出産―不妊患者の切なる願い (小学館文庫)
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根津 八紘
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