不妊の原因、抗精子抗体とは!?
おはようございます。
今朝、弊社銀座オフィス近くで長い行列を見かけました。
何かと思えば、米国のカジュアルウエアブランド「アバクロンビー&フィッチ」の初店舗がオープンするとのこと。
銀座も、H&MやZARA、ユニクロにアバクロと、カジュアルウェアの激戦区となってきているのですね。
本日は抗精子抗体検査について。
不妊の原因には多くの可能性がありますが、不妊理由の数%~10数%は女性が抗精子抗体を持っているためであると言われています。
抗精子抗体とは、精子に対する特殊な抗体で不妊の原因になります。
では、抗精子抗体とは何でしょうか?
精子は女性のからだにとって、自身のものと判断しません。
したがって、夫婦生活により女性の体内に精子が入ると、それに対する免疫反応として、抗体ができることがあります.
これを抗精子抗体といいます。
そして、抗精子抗体があるかないかを調べるのが、抗精子抗体検査です。
抗精子抗体の試験としては一般的な検査としてフーナーテスト(ヒューナーテスト)があります。
しかし、フーナーテストの結果が何回受けても思わしくない時には、女性の体内に抗精子抗体がないかどうかを抗精子抗体検査で調べます。
抗精子抗体があるかどうかは、血液検査で調べます。女性の血液をとり、その血清の中に健康な男性の精子を入れて様子を観察するという検査方法が一般的です。精子の様子をみて、抗精子抗体がないかどうかを判断します。
抗精子抗体の数値が高い場合、人工授精(IVF)を行います。人工授精では、子宮内に直接、精子をいれるので子宮頚管内の抗精子抗体に精子が邪魔されることがありません。さらに、抗精子抗体の数値が非常に高い時は、卵管液内の抗精子抗体の影響を受けることがあるので、体外授精を行えば、成功率は抗精子抗体を持たない方より高いと言われています。
ちなみに抗精子抗体検査費用は病院で異なり、大体5000円~1万円になります。